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記者時代、山火事の消火活動で感じた地域社会の連帯感

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恵みの雨に期待したいが…6日目の栃木県足利市の山林火災

栃木県足利市の山火事が心配だ。民家に延焼する可能性もあるし、山に住む動物や植物への影響も心配だ。こんな時こそ大雨が欲しいが、来週半ばまでは期待できそうもないという。すでに6日目だが、まだ鎮火の気配はない。鎮火まで2週間はかかると、ニュースでは言っているが…

ヘリコプターのバケットで水を撒いているが、これってまさに焼け石に水。あまり効果は期待できない。かといって薬剤を撒けば環境にも影響する。

私は新聞社の郡部の支局には5年勤務したが、当時は山火事が多かった。
だいたい発生すると3日3晩燃え続けるのが普通で、1週間とか鎮火しないケースもあった。

煙に巻かれた時は命の危険さえ感じた山火事取材

山林火災の消火活動はひじょうに危険だ。あまり近づくと煙に巻かれ命の危険を伴う。やけどを負った消防関係者も多かった。

私も迫力ある写真を撮ろうとクルマで山に入り、煙に巻かれた。濃い霧のなかに入り込んだ感じで10センチ先も後ろも見えない。

霧ならじっとしていたらいいが、窓を開けてしまったものだから息もできない。記者生活の中で一番、命の危険を感じた出来事だった。

地域が一丸となる連帯感を感じた山火事消火活動

取材で経験したのは、山火事は地域社会の連帯感というものを感じる出来事ではあった。
役場とか現場近くの集会所などが現地対策本部となる。そこに本部長の町長や町議会議員、消防団や町の世話人、老人会などのメンバーが夜通し集まりごった返す。

当然、婦人会の炊き出しもある。おにぎりや味噌汁が振る舞われ、変な話しもの凄い活気だった。

消防団以外は取り立てて現場で消火活動はしない。お年寄りらはあーでもない、こーでもないと、過去の経験談や、いま燃え続ける火災の見通しを示す。

私も混じって聞いていたがやはり老人なりの知見はあった。地域社会というのはこうやって助け合い、協力してきたんだなという、都会にない連帯感を感じたものだ。

とにかく人的被害がないよう、足利市の山火事の鎮火を祈りたい。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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