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誰でも購入できる三文判に何の意味が?デジタル法案、印鑑触れず

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信用性は印鑑より自筆サインが遥かに上

印鑑の重要性は昔からあまり感じたことはなかった。文房具屋さんに行けば200〜300円で買い求めることができるハンコが、押してないだけで書類が通らない。押印を忘れたことで何度、出直したものか。

個人で全て違う筆跡となる自筆サインの方がハンコよりどれだけ意味を持つか。なぜサインとしないのか、というより書類は全てサインをしている。

 

こんなことをいつも思っていたから先日、閣議決定した業績手続きのオンライン化を目指す『デジタル手続き法案』から、当初盛り込んでいた"法人を設立する際に必要な印鑑の届け出の義務化をなくす案"が見送られたのには、がっかりした。

印鑑届出、デジタル法案から除外

聞けば政府に対し、印鑑の存続を求める複数の印鑑関連業界団体から、"本人確認には引き続き印鑑のみを用いるべきで、一般的な取引をデジタル化することには反対する"旨の申し入れがあったためらしい。

こうした業界の反発の声に、政治家がいとも簡単に折れてしまった訳だ。

わが国は行政のIT化にはあまり積極的ではなかったが、ようやく業績手続きのオンライン化に向けた取り組みをスタートしている。
『デジタル・ガバメント実行計画』を策定し、この 『デジタル手続き法案』に繋がった。

ところがこの法案の印鑑届出の部分などに業界から疑義が出て、待ったがかかってしまった訳だ。

他人でも購入できる印鑑に何の意味が

われわれは意味を感じないハンコを、これからも押し続けなければならないのだろうか。
ハンコいりますね?のこちらの質問に対し『文房具屋で三文判買って、適当に押しときます』と、いう業者もいる。
こんな印鑑はどれだけの意味を持つのだろうか。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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