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財前、里見、柳原。白い巨塔にみる男の生き方

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岡田准一も財前五郎に成り切っていた

白い巨塔を5夜連続でみた。かつての田宮二郎、唐沢寿明のシリーズに比べてかなり視聴率は低かったようだか、16年ぶりのドラマは面白かった。

キャストにもネットではいろいろな意見はあるが、岡田准一の財前五郎は私は当たりだと思う。

財前教授

こんなに背が小さかったのか!とは思ったが、終始権力欲丸出しの成り上がりの雰囲気は本当に迫力があった。

ひとつ残念なのは愛人の高級クラブママ花森ケイ子(沢尻エリカ)との濡れ場シーン。やはりジャニーズ事務所所属が邪魔をするのか⁈
あまりにあっさりしすぎてなかったか。

しかし沢尻エリカの魅力はさすがだ。国立大学医学部教授になればこんなイイ女を愛人にできるのか!と、若い医学生には夢を与えたはずだ。

財前と愛人花森ケイ子

権力目指す財前か患者のために生きる里見か

ドラマを見終わった人が財前五郎と真逆の生き方をする友人、里見脩二(松山ケンイチ)は、自分ならどちらの生き方をするーみたいな意見が散見されたが、私はこれに財前の部下、柳原雅博(満島真之介)を加えるべきかと思う。

里見医師

国立大学医学部では実際、どうなのかは知らないが、財前五郎みたいなタイプは今の社会では、最近はあまり見かけなくなった。
そして里見脩二タイプもそれこそ激減している。

この両者のタイプは団塊の世代に実に多かった。特に全共闘運動に手を染めた活動家連中。'70安保のあと、彼らの生き方は両者に分かれてしまった。

権力者に追従する柳原タイプが実は多い

そしていつの時代もやはり一番多いのは柳原雅博タイプだろう。
どこの会社や組織をみても実に多い。結局、社会正義よりも自己保身と出世を選んでしまい、ずっと自分の良心を裏切り続けてしまう。
でも間違いなくこの手のせこい男が一番多い。

柳原医師

このタイプが増える限り、社会は良くならない。柳原は最後は良心の呵責に耐え切れず高知の無医村に行ったが、こうしたケースはまずない。

医学の世界のことだけじゃなく人間として、男としての生き方など、いろいろ教えてくれる白い巨塔であった。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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