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超福祉国家スウェーデンがコロナ対策失敗か?甚大な犠牲者が

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スウェーデン国民の政府への信頼度は世界有数

日本とスウェーデンの一番の違いは、国民の政治への信頼感のある、無しだ。
もちろん無いのは日本、あるのはスウェーデン。例えば日本では、3%の消費税導入だって凄まじい国民の反発に遭って政権は吹き飛んだ。

これに対し、その当時で20%を超えていたスウェーデンは高い消費税に誰ひとり疑問も文句も言わない。

これは国民が政治を、政府を信頼しているから。税金がきちんと社会補償のために使われているのを知っているからだと、スウェーデン研究の第一人者だった恩師が言っていた。

翻ってわが国はどうだ。消費税が政府によって何に使われているか分かったものではない。福祉目的税になど全くなっていないと、多くの国民が思っているだろう。

ステファン・ロベーン首相

コロナ死者、日本に換算したら3万人!

この何でも世界の三本指に入るスウェーデンだが、どうもコロナウイルス感染対応が誤ったのではないかと感じる。

人口約1023万人だから日本の約8%超しかいない。それなのにすでに感染者2万300人、死者は2462人(29日現在)を数えているから、人口比でいくとアメリカ以上。
日本なら3万人が死亡している規模だ。
お隣のフィンランド、ノルウェーと大きな差がついてしまった。

コロナの感染拡大の中、普段と変わらない
スウェーデンの市民

『集団免疫』目指し国民はほぼ普段通りの生活

この原因はもちろんスウェーデン政府のコロナウイルス対策だ。
ひと口で言えば多くの人がコロナに自然感染し免疫を持つことで、ウイルスの感染拡大を抑制する「集団免疫」を持つことを目指している。

このためヨーロッパの大半がロックダウンする中、スウェーデンは行わず、国民の自主性に任せている。
だから50人に満たなければ集会は開くことができ、カフェには多くの市民があふれている。

ここまで感染が拡大しても休校も休業要請もない。政府が指示した最低限のマスク着用、ソーシャルディスタンスはとっているが、国民は普段通りの暮らしぶりだ。

それでも政府を信頼する国民たが、大失態だと思う

そんな中、多くの国民は、政府が経済へのダメージと人々の生活の維持のバランスを考えて、この方式をとっていると理解する。
その背景にはやはり政府への信頼があるのだ。

もちろん、専門家からは批判も高まってきたが、今更、引き返せないのではないだろうか。
ニュージーランドや台湾を見るまでもなく、トップのリーダーシップで完全に抑え込んだ国もある。

政府への信頼感を考えたら、スウェーデンも初期に押さえ込むことができたのは、容易に想像できる。やはり何もかも完璧にはいかないし、多くの国民を犠牲にした以上、政府の大失態だと考える。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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