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身近に見て思う人工透析治療の大変さ。腎臓を労わろう

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全国で32万人超が透析治療中


高齢化も手伝って人工透析患者が増えている。元アナウンサーの長谷川豊氏が、"透析患者は自業自得、死ね"みたいなとんでもないブログを書き大炎上したが、様々な原因で腎臓が機能障害を起こし、透析を始める高齢者は多い。

自分の身内だけでも4年前、義父の透析が始まり、つい数日前、母方の伯父の透析治療が始まった。91才と92才だから、透析自体がかなり身体に負担がかかっているようだ。2人とも健康な老人だったから、長谷川豊が言ったように、自業自得ではない。

人工透析患者は今、約32万5000人いる。ずっと右肩上がりで増えていたが、ここ数年は微増。透析を始めなければならない原因の43.7%が糖尿病からというから、糖尿病患者の自分としてはおだやかではない。

働き盛りだと大変だ


週3回、1回に4時間ともなれば、現役の社会人なら仕事との絡みで大変だ。会社によっては仕事を辞めなければならないこともあり、生活が困窮するケースも多い。

私の同い年の友人は、定年直後から透析治療が必要になった。結婚が遅かったため定年段階でまだ子育て真っ最中だった。

そんな事情で、再雇用で得たせっかくの仕事を週3回の透析で辞める訳にもいかず、夜間自宅で自分で可能な腹膜透析を選択し、やっていた。しかし雑菌が入ったとかで腹膜炎などを起こし、あっという間に亡くなってしまった。

病院での治療ならそんなトラブルはなかったと思うと、子育てのため働かなければならなかったとはいえ、かわいそうでならない。

糖尿病患者が慢性腎炎にならないためには、やはり血糖値の適切な管理しかないと、私も主治医にいわれます。

慢性腎炎はもちろん、急性腎不全からあっという間に腎機能がやられるケースもあるようです。普段元気でも高血圧や塩分の過剰摂取などにはくれぐれも気をつけましょう。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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