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追加合格101人だが入れるのは63人。さらなる難題が東京医科大学に

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ヤミは想像以上に深かった

東京医科大学は私の大学と同じ新宿区だし、何と言っても子どもの頃からの親友と議員時代の親分の母校なんで、昔から良い印象しかなかった。しかし大変なことになってきたようです。

私立大学支援事業の対象にしてもらう見返りに、文科省幹部の息子を不正合格させたことは高いものについたと、関係者は思っていることでしょうね。

事件後の新体制で学長となり、謝罪する林由紀子学長

 

しかしウミを出すと言ってもここまでやるとはある意味、想像しませんでした。ことし、昨年と、不正入試で本来合格していたはずの101人を追加合格させる処置をとるとは。
新学長も『追加合格の対象者が多く、がく然としています』と驚いたくらいだから、一部大学幹部が額を寄せ合ってやったことは相当、ヤミが深い。

追加入学は63人が上限。超えたらどうする?

既に他の大学の医学部に入っている人は、すでに1〜2年経っているし、入学金、授業料など経費もかかっている。さらに6年という課程を考えれば、東京医大に行きたくても泣く泣く諦めるかもしれない。

しかし医学部浪人、他大学の非医学部に入っている人は大半が入学するのではないだろうか。不正に不合格にしたものはなんと101人。しかしこのうち追加合格の上限は63人だという。

この人数を超える入学希望者がいたら、いったいどう対応するんだろう。他人事とはいえ、なんとも悩ましい話だ。

ちなみに101人の内訳は、去年が男子と女子ともに16人の合わせて32人、ことしが男子18人、女子51人の合わせて69人。やはり女子は多かった。

この措置のために、来春は新規合格者も絞らざるを得ないという。ここでもまた東京医科大学を第一志望にして頑張っている浪人生は、辛い思いをする。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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