商船三井運航の貨物船が重油を流出、生態系に懸念
鮮やかなエメラルドグリーンの海が広がり、数多くの映画の舞台となってきたモーリシャス・マエブール村沖の青いサンゴ礁地帯は、今や黒い重油の色に染まっている。
インド洋の島国、モーリシャスの沖合で7月26日、わが国の商船三井が運航する貨物船が座礁し、大量の重油が流れ出た事故を受け、環境省は、生態系への影響の評価などについて助言するため、職員などを現地に派遣する。


すでに半月、日本政府もすべきことあるだろう
しかしすでに半月、座礁して迷惑をかけているのは日本の企業が運航する貨物船だ。対応があまりに遅すぎるし、エラソーに助言とか当事者意識がなさ過ぎではないのか。
インド洋の小さな島国の環境や観光資源を破壊し、地球規模で考えるうえでも大きな環境破壊を起こしたのだ。
これに対し国として謝罪や公式なお見舞いのことばくらい送ったのだろうか。安倍さんがひとこともはっしてないのは、いかがなものか。
小泉進次郎環境大臣もフットワークが悪過ぎだ。直ぐに現地を自分の目で見て、対応を考えるるくらい何故やらないのか、首を傾げざるを得ない。
地球の宝ともいえる海域で、元に戻るのには数十年が
重油はすでに1000トンが流出した。現地の環境保護団体も「自然が元のように回復するには数十年かかる可能性がある」と強い懸念を示している。
国連の生物多様性条約によるとモーリシャスの海は、魚800種、海洋哺乳類17種、カメ2種を含む1700種の生き物のすみかだ。サンゴ礁、海草、マングローブが、並外れて豊かな海をつくっており、「これだけ豊かな生物多様性のある海は、もうほとんど地球に残っていない」とまで言われる。

重油流出事故は表明に浮いた油だけではなく海底まで著しく汚染し、海洋生態系全体が影響を受けるのだ。
素早い支援がなぜできない。小泉氏が現地を見るべき
環境省はモーリシャス政府から、サンゴ礁などの生態系への影響評価や、海岸に漂着した大量の重油を取り除くための方法などについて助言を求められているという。準備中というがとにかく遅すぎる。
小泉環境大臣は「モーリシャスは生物多様性の宝庫で、重大な危機と受け止めている」というが、分かっているなら早く動かなければならない。

何故、パッと現地へ飛ばないか、全く理解できない。原因はWi-Fi環境に入るため、船を違法に陸に近づけたと、みられている。完全な過失だ。
もりもとなおき