同じ不祥事でも公明議員辞職、自民はゴメンだけ
公明党の幹事長代理だった遠山清彦氏が衆院議員の辞意を表明した。緊急事態宣言下、銀座の高級クラブへ行ったことが週刊誌の取材でバレただけでなく、政治資金でキャバクラの支払いをしていたことまでバレたためだ。
本人は平身低頭、謝罪をしているが、ネットでは批判の声は全く収まる気配はない。公明党が党のこれ以上、在職させると党のイメージダウンに繋がると、辞職させることを決めたのだろう。
とりわけ支援団体の創価学会女性部はこうしたスキャンダルを一番、嫌うといわれる。早めに対応しなければ、支持者からも厳しい声が上がるのは必至だったからだ。

犯罪、不祥事への対応は政党の文化の違い?
しかし同じことをしでかしても辞職する議員と何事もなく居座る議員がいるのは、所属政党の文化なのだろうか。
クラブをはしごしていた自民党のマツジュンこと松本純衆院議員は、国体委員長代理を辞職しただけだった。
もちろん、議員辞職はしない。
自民党の場合、未曾有の選挙違反で逮捕、起訴、有罪判決を受けた参院議員の河井案里氏も、依然議員バッジを外さない。
IR汚職で逮捕、起訴されても辞職はしていない秋元司衆院議員もいるから、クラブのはしごくらいは楽勝なのかもしれない。
公明党は本来、自民党とは文化が違う。もう自民党とは連立解消した方が党と支持者のためにはいいと思う。
もりもとなおき