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選挙に落ちるということ、がん宣告を受けた日のこと

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統一地方選挙が終わった。
これまでの人生の瞬間で一番、辛かったのは選挙で落ちた時だった。その時は"末期がんを宣告されてもこれだけ辛くは無いはずだ"と、本気で思った。


でも実際、2年前、酷いがんとなり転移も多数、余命宣告も経験した(妻は6か月以内と告げられたらしい)

この時でさえ客観的に判断すると、落選が確定した時の悲しさ、絶望感の方が本当に上だったのだ。


私の県議選の戦績は『6勝2敗』だから2度もこれ以上ない絶望を味わったことになる。とにかく誰とも会いたくない。
消えてしまいたかった。

初当選のバンザイ。通算6回できたが、2回は苦杯をなめた

統一地方選挙も終わり悲喜こもごもだ。もちろん自分であれ応援した人の当選であれ、万歳は最高だ。

後藤田正純知事、当選の瞬間


逆に目的を達成できなかった人には私は、『お疲れさん!』としか言わないことにしている。
自分は立ち直るまで、そっとして置いて欲しかったからだ。

ところでがん宣告より辛かったはずの落選は1か月もしたら直ぐ立ち直ることができた。

でもがんとの闘い(戦い)は、実は落選より1万倍はキツいということは分かった。この2年間、闘ってきたからだ。これにくらべれば、落選など風邪を引いたようなものかな。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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