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都知事選の投票率55%は今の日本で本当に低いのか?

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SNSを見ていると、この度の東京都知事選挙の投票率について『低すぎる』と嘆く声ばかりだ。そんなに低いのか…30%台かなと思っていたら何と55%もあるというではないか。激戦でも50%に及ばないわが徳島。"田舎の方が都会より投票率は高い"は、もはや都市伝説⁈

比較的ずっと高いと思う都知事選挙の投票率

小池圧勝が告示直後から出ていた世論調査がありながら、正直55%は凄いと思った。
区によったら60%越えもあったというから、少なくとも都民の政治意識はわが徳島より遥かに高いんじゃないだろうか。もちろん『投票率の高低=政治意識の高低』では、ないが。

ちなみに小池さんが"崖から飛び降りた"前回2016年は、59.73%だから相当、熱気があったのは間違いない。当時、小池さんを取り巻く報道はどんどん過熱していった。

史上最多、22人が立候補した都知事選挙

衆院選とのW選の時は60%を超えた都知事選挙

過去の東京都知事選挙では公営ギャンブル廃止の美濃部亮吉氏が再選された1971年の72.36%が最高。最も低かったのは鈴木俊一氏が3選した87年の43.19%だった。
ここ20年は衆院選とのダブル選だった12年の62.60%が最も高かった。

この結果に最近、政治的発言の多い小泉今日子、キョンキョンなどは『投票率の低さに驚いた』と、ツイートしてたから相当、関心を持っていたのかもしれない。

昨年の徳島県知事選挙は48%、その前は40%という低さだ

これに対しちなみにわが徳島では、徳島県議選挙とWとなる昨年の徳島県知事選挙の投票率は48・34%と、50%を割りこんだ。

5期目を目指す現職に対し、多選批判の保守系県議が出ながらの結果だ。これでも2015年を7・71ポイント上回ったというから、前回の低さにも驚く。ともに統一地方選・県議選と重なりながらの結果だから、無関心さに驚くばかりだ。

昨年の徳島県知事選挙


またこの春の徳島市長選挙も、かなり激戦で盛り上がっている感じはしたが、わずか38.88%と、40%にも届かなかった。

前回も現職に対し有力新人2人が挑戦しながら45.7%と、50%を大きく割り込んだ。この徳島市民の政治、選挙への関心の薄さは何からきているんだろうか。

5%アップで社会は変わる。寝ていてはいけないのだ

日本全体で、国政選挙で投票率が例えばわずか5%上がったとしたら、私は世の中は今よりかなり住みやすくなるような気はする。政治家たちが緊張感を持つからだ。

日本人はどうもこの成功体験が無いのかもしれない。

かつて総理大臣だった森喜朗氏が衆院選を前に『(無党派層は)選挙に行かず寝ててくれ』と言ったのは、まさに数%が世の中を動かすことを知っていたからだ。
投票率がもし90%とかになったら社会はどうなるか。それはそれで怖い感じはするが。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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