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重大裁判、傍聴席求める多くの人は、大半メディアが雇った抽選要員

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狭い法廷、取材席確保のためアルバイトらが抽選を

社会の耳目を集めた裁判には物凄い数の傍聴希望者が押しかけ、一般傍聴席の抽選に並びますが、昨日の勾留理由開示の手続きに立ったカルロス・ゴーン被告の法廷には、18の傍聴席を求め、1100人もの人が並びました。

ゴーン被告の立つ法廷の傍聴席を求めて並んだ人たち

 

実はこれは大きな事件の裁判では良く見られる光景です。刑事裁判の場合、事件の被害者の関係者ももちろんいますが、。多くは各メディアが雇ったアルバイトが多いのです。

狭い法廷。記者席は限られており、記者クラブ加盟社といえども、1社当たり入れる人数は限られています。

急ぐ夕刊取材には多数の記者が必要

しかし重大な裁判ほど午前中が多く、夕刊やテレビならお昼前のニュースに叩き込まなければなりません。
そんなわけで一面本記担当、解説担当、社会面雑感担当、第一報担当と、最低4人は法廷内取材が必要です。

だから取材の席を余分に確保するため、各社多数のアルバイトを雇い、一般傍聴席を求めてクジを引いてもらいます。
並ぶのはアルバイトでなく社員のケースもあります。

記者クラブに加盟していない雑誌などは、このクジに当たり席を確保することが不可欠です。
そして新聞やテレビでは被告の様子がイラストで示されますが、このイラストの専門家が座る席の確保もひじょうに大切です。

 

麻原死刑囚の初公判には史上最高の12200人余が

最近多かったのは東京電力福島第1原発事故をめぐる業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3被告の初公判。54席分の傍聴券を求めて717人が。
この裁判は実際に東京電力の責任者である3人の口から、説明や謝罪の言葉を聞きたいという被災者も多かったという。

そしてオウム裁判、元教祖・麻原彰晃死刑囚の初公判では、48席の一般傍聴席に対しなんと12,292人という、日本の刑事裁判史上最多の人数が殺到した。

こんな具合で一般傍聴席を求めて並んでいる数を見れば、その裁判はどれだけ社会の関心が高く、メディアが大きく扱おうとしているかが分かります。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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