ポテサラも気安く作れないジャガイモの超高級感
野菜の高値にびっくりする。先日からポテトサラダ論争がSNSでは賑やかだが、今はジャガイモは超高級野菜。女だろうが男だろうが、ポテサラやコロッケは気安く作れない。
どこやらのお惣菜売り場で子連れ女性に『ポテトサラダくらい自分で作れ!』と言い放った失礼なジジィに、教えてやりたいくらいだ。
原因は長梅雨による長雨と日照不足
ニュースでもやっているが野菜高騰の原因はもちろん、ことしの梅雨の全国的な長雨だ。当然、日照不足も重なって生育が悪く、レタス、キャベツ、ナス、ジャガイモなどの高値が続いている。
全ての野菜が値上がりしているが、東京中央卸売市場の価格を見ると、昨年同時期に比べレタスは71%、ピーマン47%、キャベツは45%も値上がりしている。品薄のジャガイモに至っては100%の値上がりだから、平年の2倍にもなっている。
前の週からはやや値下がりしたというものの前年同期に比べナス58%、キュウリ48%、ネギ41%も高くまだまだ高値だ。
家庭はともかく、単価を触れない飲食店は大変だ
実は昨日、カレーを作るためにスーパーに行き、改めて驚いた。噂のジャガイモはメイクイーン4個入りが約400円、玉ねぎ3個でこれも約400円だった。
下の写真は私が買った野菜だが、たったのこれで1200円だからびっくりした。

少人数家庭の場合は使う量も少なく、価格が元に戻るまで辛抱したら良いが、飲食店は大変だと想像する。時価にする訳にもいかず、決まった単価での商売は当分、赤字覚悟だろう。食べ放題のサラダバーなど置いた店は気の毒になる。
8月末には価格も戻りそうだが、ここ2〜3週間は野菜も贅沢品。しかし身体のことを考えれば、野菜は欠かすことはできない。
もりもとなおき