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関電不祥事。元経団連会長故土光さんなら厳しいコメントをしただろう

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中西会長のまるで老人会の人間関係のようなコメントに驚き

これ、メザシの土光さんならなんとコメントしただろうか。これだけの悪徳が発覚した経団連メンバー関西電力の大幹部に中西経団連会長のような『友だちだから悪口は言えない』などという不見識な会長コメントは絶対あり得ない。

恐らく叱り飛ばしただろう。

土光敏夫さん。石川島播磨重工業社長、東芝社長・会長を歴任し経済団体連合会第4代会長に就任した。
「ミスター合理化」として「土光臨調」と称されている第二次臨時行政調査会でも辣腕を振るい、日本経済の道筋をきちんと示した。
1981年(昭和56年)には鈴木善幸首相、中曽根康弘行政管理庁長官に請われて第二次臨時行政調査会長に就任した。

土光敏夫さん

改革に当たり首相には厳しい条件を、政治家がそれに応えた時代だった

就任に当たっての条件が素晴らしいものだった。

即ち、
▽首相は臨調答申を必ず実行するとの決意に基づき行政改革を断行すること
▽増税によらない財政再建の実現
▽各地方自治体を含む中央・地方を通じての行革推進
▽3K(コメ、国鉄、健康保険)赤字の解消、特殊法人の整理・民営化、官業の民業圧迫排除など民間活力を最大限に生かすこと

以上、4つの申し入れを行い、改革を断行した。

そして2年後の1983年(昭和58年)に行財政改革答申をまとめ、「増税なき財政再建」「三公社(国鉄・専売公社・電電公社)民営化」などの路線を打ち出し、さらに1986年(昭和61年)までは臨時行政改革推進審議会の会長を務めて、行政改革の先頭に立った。

もちろん土光さんとの約束を厳守した中曽根さんら政治家も立派だった。

しかしこの改革には労働者らの多くの人々が血を流し実現した。メザシの土光さんと呼ばれ質素な生活が信条だった土光さんは、それも十二分に理解した上での苦しい決断の連続だったと推察される。

今の経団連中西会長の驚くべきコメント。きちんと叱るべきだ

関西電力の岩根茂樹社長や八木誠会長を含む役員らが、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役から計3億2千万円分の金品を受け取っていたことについて先日の会見で感想を求められた。

中西経団連会長

経団連会長で原発メーカーでもある日立製作所会長の中西宏明氏だから、何らかの重いコメントがでるものと思ったが、「詳細な情報が分かっていない」としたうえで、なんと

「八木さんも岩根さんもお友達で、うっかり変な悪口も言えないし、いいことも言えない。コメントは勘弁してください」

と。
これを聞き、チカラの抜けた人は本当に多いのでは。まるで老人会の集まりレベルの人間関係に、唖然としただけだった。

政治、メディア、経済界、この国の劣化はとどまるところを知らない。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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