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陰キャのオヤジと違い菅正剛クンは案外いいヤツかもしれない

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総務省と東北新社の接待事件では、やはり菅首相長男正剛氏のキャラが際立った。総務省と東北新社の関係ははじめに菅首相ありき。彼はある意味、犠牲者かもしれない。と、思った矢先、今度はNTTによる巨額接待が…

菅正剛さん(週刊文春、3月4日号より)

総理の子息という概念を打ち砕いた正剛氏の存在感

週刊文春に掲載された正剛氏の写真は目隠しこそしているものの、あまりに古典的なロン毛に手入れしてないヒゲ、さらに咥えタバコというど迫力満点のルックスだった。

内閣広報官を辞職した元総務審議官の山田真貴子さんが『会食の席に菅正剛さまがいたか否かは定かでない』と言ったが、これはウソだと思う。横並びの席であっても普通、この強烈な存在感に気づかない訳がない。

普通は総理の息子=小泉進次郎系をイメージする

総理の息子といえば小泉進次郎氏のような頭が悪そうでもノーブルなイメージがある。わずか文春に掲載された数枚の写真だが、正剛さんに度肝を抜かれた国民は多い。

本人は望んでいなくとも一躍、マスコミの寵児となってしまった。
ある意味さすがガースーの息子だと思う。

正剛氏は陽キャラで酒席では"令和"の一発芸

さて正剛氏だが意外に陽キャラで会社でも好かれているとか。恐怖政治で官僚を支配する絵に描いたような陰キャラの親父とはかなり違うようだ。

学生時代はバンドをやっていたというから、あのロン毛はその名残かもしれないが、もう40才。ロン毛には何かこだわりがあるのだろう。

宴会や接待の場を盛り上げることに長けており、周囲への気配りは抜群という評判も。総務省幹部も気持ちよくゴチになれたかもしれない。

酒席では『令和』の色紙を掲げ『元号は令和であります』との一発芸を披露し、やんやの喝采を浴びるとか。これはにわかに信じ難いが…

東大の弟とは比較されて育ったのかもしれない

男3人兄弟の長男だが勉強面では一番デキが悪かったのかもしれない。上の弟は東大法学部卒。正剛氏は明治学院大学卒。恐らくいつもこの弟と比較されたのは容易に想像できる。

東北新社は当然コネ入社だろうが、オヤジは『総務省との関係には気をつけろ』と注意したという。

しかし会社での彼の存在意義はやはり自他共に認めるオヤジの威光しかない。総務省と利害関係にある会社が利用しない訳はなかった。

菅首相抜きに総務省と東北新社の深い関係、成り立たず

総務省ー東北新社のズブズブの関係ができた背後には、菅首相がいることはこの度の登場人物を見ただけでもはっきりわかる。

菅首相の存在抜きにこの接待疑惑は起こりうることはなかったのは間違いない。正剛さんは会社や総務省に迷惑をかけたと、退社の意向を示しているという。

父親のおかげでいい会社にはいり出世もしているが、ある意味、父親の犠牲者でもあり、あのロン毛を見ると、何となく切ない。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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