駅伝選手の華奢な身体からにじみ出る精神力に脱帽だ
恐らく全てのスポーツの中では卓球と並び最も華奢な選手が多いのが駅伝ではないだろうか。みんな真面目そうでおとなしそうで秀才っぽい顔なのに、どこからあんな強い精神力が湧いてくるんだろうと、いつも思う。

そして有力チームのエース級でも、1年生で区間賞を獲っても、どこまでも爽やかで謙虚なのがいい。
自民党の二階幹事長がことしの目標について『謙虚であれ』と、訳の分からないことを言っている。謙虚とは彼らみたいなことをいうんだよ、二階さんと、教えてあげたい。
やはり青学は感動するほど強かった
青山学院大学の2大会ぶり5度目の総合優勝も圧巻だった。マスコミの下馬評はもう青学時代は終わったかのような予想だったが、終わったら圧倒的な強さ。さすがと思わせた。

名将原監督は『やはり青学は強かった』と、みんなに言わせたかったというから、内に秘めた闘士は相当なものだったと推察する。
それに応えた選手の力にも心から感動した。
最初で最後の箱根で区間新記録を獲得した4年生吉田祐君は、最後まで努力を続ける大切さを教えてくれた。
青学のイメージではない駅伝という意外性も魅力だ
青山にありミッション系で都会的でお洒落…圧倒的にそのイメージの青山学院が、泥臭く、地道な汗の匂いの駅伝で名をあげたのもとても意外性がある。
実は野球とかラグビーも強く、青学の体育会系はイメージに反し、かなり骨太だ。
とりわけ駅伝は大学のプラスαのイメージアップにかなり貢献している。

箱根の感動ある限り日本のEKIDENは永遠だ
かつては強豪として一斉を風靡した大東文化大学とか山梨学院大学が姿を消したのは寂しいが、東京国際大学や創価大学が一躍シードに躍り出た。
個人的には早稲田が優勝争いに食い込むくらい、強くなって欲しい。ずいぶん長い間、それを見ていない。かつては上位の常連だった神奈川大学や日体大にも奮起を期待したい。
あと駅伝の老舗のイメージがある中央大学がまたシード権取れなかったのは残念だ。

日本独自のスポーツEKIDENだが、この箱根の感動のドラマがある限り永遠だ。
もりもと なおき