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非正規の組合結成し、賞与や正社員化まで勝ち取った良き時代も

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非正規が負けたが、最高裁は雇用側に釘も刺した

簡単に言ったら非正規には正社員と同じように退職金やボーナスを出さなくても良いという、昨日の最高裁の判断だった。全国で働く人の約40%、約2000万人もいる非正規雇用の人たちにとっては極めて不合理な最高裁判断だが、雇用側はホッとしたに違いない。

しかし最高裁は退職金と賞与の格差が、違法となる場合も「あり得る」として、企業側にもくぎを刺した。
仕事内容や勤務時間によっては退職金やボーナスが必要だとしたもので、雇用、被雇用者は十二分に認識する必要はあるだろう。

バイトで結成の非正規組合が成果を上げた良い時代もあった

学生時代、約2年間、共同通信社で非正規雇用として働いたことがある。政治部の出先の国会記者会館に常駐していた。
そこは学生と大学中退者ばかりだったが、『共同通信社臨時労働者労働組合』(臨労組)という労組もつくっていた。

バイトでの職場だった国会記者会館


春闘はむろん夏季、冬季のボーナス闘争もあり、総務の労担と団体交渉もしていたからかなり本格的だった。共同労組との闘争方針にも従い、ストまでやった。

学生のことだから毎日、朝から晩までの日勤じゃなく、勤務は融通も効いたが、大卒初任給が9万円くらいの時代に給料は14〜15万円もあった。
おまけに一律ではあるがボーナスも夏冬それぞれ17〜18万円くらい貰ったから、これは間違いなく組合の成果だったんだろう。

その頃の共同通信社。今は汐留にある

非正規組合のチカラで仲間を正社員にも押し込んだ

あと社員化闘争まであり、バイト歴が長く良く働いた希望者は、順に正社員に押し込んだ。私も当然、対象ではあったが記者志望だったので、何の職種になるか分からない社員化は辞退した。

時代背景もあったんだろう。バイトの先輩は元全共闘の活動家も多く、中退者もたくさんいた。好条件で働けたのは彼らが闘い方を良く知っていたからと思う。

私も2年目は書記長となり、共同の幹部と交渉したのはいい思い出だ。

企業の労組は非正規雇用の社員を置き去りにするな

われわれのバイト組合は、本労と連携してもらっていたから、好条件で仕事ができたのだと思う。もちろん、それはマスコミという民主的な環境のおかげだったのかもしれない。

これに対し良く聞くのは、最近の大手の組合は大量にいる非正規の人たちを置き去りにしているということだ。そう思う。

全ての働く人に公平に目を向けず、なんの労働組合かと思う。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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