警察気づかず?須藤容疑者のネコ、一時置き去りに
和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」野崎幸助さん(享年77才)に2018年5月、多量の覚醒剤を摂取させて殺害したとして、和歌山県警に殺人と覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された元妻の須藤早貴容疑者(25)は、自宅マンションでネコを飼っていたが、警察はネコを放置したまま須藤容疑者を和歌山に連行していた。
ネコはその後、須藤容疑者の友人に保護されたが、本来なら必ず警察が親族に引き渡すか容疑者と一緒に警察まで連れて行がなければならない。気づかなかったのか?

元々は保護ネコで、動物の保護活動したかった須藤容疑者
ネコは約5才。元々保護ネコで須藤容疑者が引き取り、飼っていた。
須藤容疑者は動物の殺処分に心を痛めており、将来は動物の保護活動の仕事がしたいと、かねてから友人らに語っていたという。
殺人という恐ろしい疑いがかけられているが、小さな命に対してはそんな優しい気持ちがあったのかもしれない。

被疑者のペットは共に警察まで連れていくのが基本とか
一人暮らしの犯罪被疑者が逮捕され身柄が拘束された場合、もしペットを飼っていたらどうするのか?こんな疑問を実は持ったことがある。
これは警察関係者の話しでは身内に引き渡すか、必ず被疑者とともに警察署に連れていくという。
そして警察にはどこでも迷子の動物が届けられた時のためにネコ用ゲージやペットのエサもあり、そこで一旦世話をし、引き取り手に連絡したり、探す。犬などは署員が散歩をしたりもするらしい。
しかしある程度を目処に引き取り手がないときは、保健所などに連絡するそうだ。
須藤容疑者逮捕の時は、彼女がネコのことを警察官に言わなかったか、警察官も室内にネコがいることに気づかなかったのかもしれない。
警察には今回のケースに限らず、こうした対応はきちんとして欲しいと思う。動物には何の罪もないのだから。
もりもとなおき