『奥様鉄道69』ってアニメか何かと思ったら風俗店の名前だった。この店を東京や名古屋、九州で展開していた運営会社(本社・名古屋市)が、売春防止法違反容疑で警視庁の摘発を受け、経営者ら19人が同容疑で逮捕されたという。

抱えたデリヘル嬢2100人。中には還暦間際、59才も
凄いなあと思ったのは、『奥様鉄道69』など16の関連店舗に在籍する女性は何と約2100人もいた。
そして営業を始めた2005年以降で計72億5000万円を売り上げていたという。
経営者らの直接の逮捕容疑は、昨年4~7月に4回、東京五反田と名古屋市、横浜市の4店から49~59才の女性従業員4人を派遣し、48~64歳の男性客に売春相手として引き合わせた疑い。
この店は女性従業員が客と客指定の駅で待ち合わせ、一緒にラブホテルなどに入るシステムだった。
もちろんこの店の接客女性も幅広い年齢層なんだろうが、事件となった関連の女性の年齢は49才から59才とかなり高齢だったことに、少々、驚いた。
還暦間近のデリヘル勤めには相当な覚悟があったはず
以前、大学の学資のためや奨学金の返済で、風俗産業に足を踏み入れる若い女性が増えていることは話題になったことがある。風俗なら会社勤めや大学の傍ら、収入を得ることができるからだ。
しかし今回の事件のこの女性たちの生活の背景はなんだろうと考えてしまった。
子どもの学資のためかもしれない。夫が失業中かもしれない。女ひとりで生きていくうえで、年齢的にも賃金の安いパートしかなく、風俗で働かざるを得なかったのかもしれない。何れにせよ生活苦からなんだろうか。
還暦直前にこうした風俗で働き売春をするということは、相当な覚悟がいるだろうし、深刻な生活状況なのかもしれない。
風俗が最後のセーフティーネットとなる貧しき日本
貧困層が激増する中、取りも直さず風俗産業で働くこと、カラダを売ることが最後のセーフティーネットになっている人はかなりいるような気もする。
警察的には単なる売春防止法違反事件の摘発なんだろうけど、ここで働く女性たちのことを考え、様々な思いがよぎった。
選挙に出るだけでわずか2か月半で1億5000万円も振り込まれる女性もいれば、必死に生きているこんな女性たちもいるんだと。
だれも女性を責めることはできない。少なくとも私は切ないニュースだった。
もりもと なおき