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飯塚幸三氏へのデマ拡散。警察はケガが治り次第やはり逮捕すべきだ

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同じ飯塚姓だけでいろんなデマが拡散され

東京池袋の路上で暴走運転し、何の罪もない母娘2人を死なせるなど、10人を死傷させた元通産官僚飯塚幸三(87)に関し、ツイッターを中心に再三、デマ情報が流されている。

 

警視庁が現行犯逮捕を見送ったことで様々な憶測が流れ、それがいかにも事実のように拡散されている。

中には完全なデマ情報を現職の国会議員までもが拡散したケースもあり、例え謝罪してもあまりに無責任と言わざるを得ない。
許せない事故の真相究明が最優先されるべきで、そのためにもデマ情報の拡散は注意すべきだ。

最初のデマは飯塚が旧通産省を退官後、クボタの役員だったことからか。現在、クボタに同じ苗字の役員がいることを指摘し、この人が飯塚の息子だと拡散された。
これについてクボタは相当、迷惑したようで、事実無根であり名前がたまたま同じだけだと、文書で公開した。

息子が安倍首相の秘書官との見てきたようなデマも

また安倍首相と、父親の故安倍晋太郎氏の時代から秘書だった人物も同じ飯塚姓だったことから、"飯塚幸三の息子"と、ツイッターで拡散された。
だから逮捕を免れたのは政治的なものであると、断定ヤミが深いなどとされていた。

この秘書だった人物はもちろん実在する。しかし飯塚幸三とは全くの無関係であることが分かり、デマツイッターも削除され、件の国会議員も謝罪した。

こうした誤報が次々と流されているのはやはり警視庁が逮捕を見送ったたためだろう。

逮捕しなかった理由として本人もケガをして入院した。逃亡や証拠隠滅の恐れがないとしたが、死亡事故を起こし逮捕しているケースはたくさんあるため、なぜ飯塚幸三だけが…との思いだ。
それだけ多くの人々が母娘が殺されたことを悲しみ、第一当事者である飯塚への怒りの裏返しだと思う。

逮捕すべき酷い事故であることは間違いない

警察がケガ人や病人の逮捕を控えるのは、逃亡、証拠隠滅云々もあるが、被疑者の拘留には時間的制約もあるからだ。
やはりこれだけの悲惨な事故を引き起こしたんだ。ケガが治り取り調べに耐えうる体調になれば通常逮捕すべきだと、私は思う。

事件や事故への庶民の怒りは、庶民の正義感の裏返しでもあることも、警察は認識すべきだ。
飯塚の輝かしい経歴への配慮があったとは私は思わないが…

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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