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驚いた妊娠順番制。明らかな人権侵害であり行政は対応を

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【妊娠順番制】最近、大きな問題となり、議論を呼んでいる。新聞記事と大きな見出しを見て度肝を抜かれ、改めて事の重大さを感じています。

人権無視のルールだ

こんな人権無視の制度が正式には存在する訳はないだろう。しかし現実に人手が不足している保育園などでは、運営のため止むを得ず、こうした暗黙のルールならぬ約束ごとのような制度があるようです。

働くということ、子どもを産むということの狭間で、たくさんの女性が苦しんでいるんだとしたら、絶対になくさなければならない重大問題だと痛感します。

保育士不足に対応する苦肉の策?

愛知県のある保育園で、妊娠の順番を園長が決めているーとの新聞への読者投稿をきっかけに、ネットで拡散、さらにテレビでも取り上げられ、多くが知るところとなった。

また同じような話しが全国でも。保育士同士が話し合いで妊娠する順番を決めているーなどの相談が労働組合へ届けられたケースもあったようだ。

いずれも労働環境の悪さからくる慢性的な保育士不足に対応する、苦肉の策だろう。同じ保育園で複数の保育士が同時に妊娠〜出産となり、産休、あるいは退職となると、現実に保育園が運営できなく恐れがあるからだ。

また、保育士以外にも看護師、保健師、医師などにもこうした順番制があることをほのめかす、ネットの投稿も目立ってきたという。

明らかな人権侵害では

こうした『制度』についてマタニティーハラスメントだ、などの批判の声も出ている。それ以上に個々の生活設計にまで踏み込んだ人権侵害でもあるような気がします。

私は子づくりという極めてプライベートな家庭の営みに、第三者が介入すること自体、大変な人権侵害であり、1日も早く行政が介入すべき重大な事案だと思います。

労働基準法では、妊産婦を労働力の中で特別な扱いをするよう、求めています。欠員に対応するのは事業主の義務。勝手に妊娠するなよ−と言わんばかりの対応は、まさに人権侵害以外の何物でもないのでは。

政治、行政に責務がある

一昨年、『幼稚園落ちた…』というある母親の有名なブログが政治と行政を動かし、待機児童がやっと社会問題になった。

そして国や地方自治体は待機児童ゼロを目指し、何とか保育士不足を解消しようと待遇改善などを図っているが、財政難からなかなか前へ進んでいないのが現状だ。

こんなことを提案しなければならなかった現場の園長さんや保育士さんも、内心辛く忸怩たる思いだと思う。

政治や行政は現場の苦しみを理解し、素早く力強い対応をする責任がある。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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