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高度テクノロジーと医歯学との統合は素晴らしいものを生み出す筈だ

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最近の大学に関わるニュースでは、東京工業大学と東京医科歯科大学統合のニュースに驚いた。
ともに理系の単科大学だが、アカデミズムの世界ではいわば横綱同士。よく"結婚"が成立したものだと思う。


そして高度なテクノロジーと医歯学の統合は今後、いったい何を生み出すのか楽しみだ。

たちまち癌の治療には手術機器の開発はもちろん、例えば医学と物理学の融合ー。

すでに放射線や陽子線などの原子のチカラ、光による治療が進んでいるが、さらに画期的な未知の治療法を生み出す研究も確実に期待できそうだ。

癌患者としてはこれからの癌治療のための劇的な進展に大いに期待したい。

自分の受験時代は北大を除く旧帝国大学(東大、京大、東北大、名大、阪大、九州大)に加え、東京工業大学と東京医科歯科大学、一橋大学などは10年浪人しても受からないと思っていた(当時の北大は旧帝の中ではかなり易しかった)

3教科で勝負する早慶など私文とは横綱と幕下くらいの格の違いがあったのだ。

友人、知人にはまれに東大とか京大に合格したヤツもいたが、私の周りには東京工大や東京医科歯科大に進んだヤツは1人もいなかった。
そんな訳で自分の頭の中ではこの両者は東大や京大より難しいとの認識が今もある。

本来ならあり得ない統合を実現させたのは、やはり国から分配される潤沢な研究費への期待だろう。

2024年度から国のファンドから、先端研究をする大学に1校当たり数百億円規模で支援する『国際卓越研究大学』の指定も目指すようだ。

そして興味深いのは新大学の名称だ。
東工大1万人、医科歯科大3000人という学生数から当然、東工大が前にきそうだが、

『東京工業医科歯科大学』はあまりに安直だろうか。

以前、東京都知事の石原慎太郎氏が東京都立大学を首都大学東京と名称変更し、急激に人気と偏差値が下がった例もある。

また大阪維新の改革とやらで、名門大阪市立大学も府立大学との無理やりの統合で『大阪公立大学』などという陳腐な名称にされてしまった悪例もある。
後悔、なきように。
(東京工業大学と東京医科歯科大学)

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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