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高裁決定に異議より、四電は伊方原発重大トラブルの徹底究明を

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四国電力はちょっと驚きの対応だ。
1月以降、伊方原発で重大なトラブルが続き、その原因究明も完全にできていない。
にも関わらず伊方原発3号機の運転差し止めを命じた1月の広島高裁の仮処分決定を不服として、同高裁に異議と仮処分の執行停止を申し立てた。

異議申し立てより"重大トラブル"原因究明が先だろう

広島高裁の別の裁判長による異議審で、決定の是非が判断される見通しだ。だが果たして今、四国電力はそんな不服、異議を申し立てる環境にあるんだろうか。

さる1月17日の高裁決定では、"四電の活断層調査や火山の噴火想定が不十分で、安全性に問題がないとした原子力規制委員会の判断は誤りだ"として、運転差し止めを命じた。

運転差し止めの期間は山口地裁岩国支部で係争中の訴訟の判決言い渡しまでとしている。しかし判決の見通しは立っていないから当然、このままでは稼働はいつになるかわからない。

原因が明確でないままの原発稼働は住民は不安しかない

今、四電がやらなければならないのは、高裁判決への異議申し立てより、ここのところ相次いだ伊方原発の事故、トラブルを真摯に受け止め、原因究明に全力を挙げることじゃないのか?

国策事業として経済産業省の指示も仰いでいるんだろうが、やはり企業倫理を最優先してこその電力会社だと考える。
3件もの重大トラブルだ。その原因を明確に示してくれないと、住民は稼働には不安でしかないだろう。

電源喪失など重大なトラブルはトラブルですまない

1月25日には全ての電源が喪失した。直ぐにバックアップ電源を作動させたためわずかの間だったが、電源喪失がどういう結果になるかは、東京電力福島第一原発の未曾有の事故で分かっている。

伊方原発では1月12日、3号機で核燃料を原子炉から取り出す作業の準備中、核分裂反応を抑える制御棒1本を誤って引き上げるミスを引き起こしている。監視カメラで作業員が気付き原子炉に戻したが、およそ7時間も引き抜かれた状態が続いた。

そしてさらにその1週間後の1月20日にも、プールに保管中の燃料を点検用ラックに入れる際、ラックの枠に乗り上げるトラブルもあった。
このいずれも原因特定には至っていないのだ。 

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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