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黒川氏と雀卓囲んだ3人は"記者の鏡"と思うのは記者だけの残念さ

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告発受けた東京地検は事件処理はするだろう

緊急事態宣言のさなか一緒に卓を囲み、賭け麻雀をしていた元東京高検検事長、黒川弘務さんと、産経、朝日両新聞の記者ら3人を、岐阜県の弁護士や市民団体が相次いで常習賭博の疑いで東京地検への告発している。
すでに4人は賭け麻雀をしていたことを認めており、東京地検は告発を受理、4人から改めて事情を聴くのは間違いない。

果たして犯罪として立件されるのか。当然、犯罪ではあるから、間違っても不起訴ということはない。あくまで私の勘だが、略式命令での罰金刑くらいでは収めるような気がする。

黒川問題の本質は"安倍首相の疑惑隠し"を忘れてはならない

今回の問題で検察No2と記者の賭け麻雀を糾弾する声も多い。しかし黒川問題の本質を、検察幹部と新聞記者の賭け麻雀の方へ比重を大きくすると、大事なものを見失う。

黒川さんを違法な閣議決定してまで定年延長したこと。その先には官邸の守護神とまで言われた黒川さんを検察トップの検事総長にする思惑があったこと。
それを正当化するために後付けで検察庁法を改正しようとした背景には、安倍首相の様々な疑惑があることだ。これが一番見落としてはいけないことで、決して賭け麻雀ありきではない。

全ては安倍さんがこの人を検事総長に
しようとしたことが、問題だった

時には取材対象とズブズブに。全てはネタを取るため

検察や警察、あるいは有力政治家と新聞記者がズブズブの関係になることは普通に良くある。それは大事な取材対象であるからだ。

新聞記者たちがこうした人たちと酒を飲んだり賭け麻雀したり、ゴルフをしたりする当初の目的は、あくまで心許せる関係となり、ネタを取るためだ。
相手が検察幹部であれば、賭け麻雀という後ろ暗い共通の秘密を持つことは、最高のシュチエーションだ。向こうだって記者と仲良くしていれば悪い事はないとの思いはある。

この辺が一般と記者との考え方に温度差があるところだろう。普通には理解できないだろう。もちろん、記者らもそんな理解は不要と思っている。
しかし誰でもができることではない。やはり産経の2人は社内ではエース記者としての扱いを受けていたという。

ウソか本当か。産経のこの記事も当事者が書いたという

不都合な事実を掴むための記者の血の滲む努力を知るべし

まず事実ありき。記者が掴んだ不都合な事実が社会を変えていくとの思いはある。前線の記者が事実を掴まない限り、社会にインパクトを与える高邁なコラムや社説にも繋がらない。

記者がどんな手段を使ってもネタを取ろうとするのはいわば職業的な本能で、良い言い方をしたら国民の知る権利に応えるためでもある。腕利きか無能かの決定的な差はここにある。

もちろんこの時期にマヌケな連中だとは思ったが、件の産経の記者が黒川さんのような大物を、自宅に麻雀に招くようになるまでの努力は大変なものがあったと考える。

少なくとも真面目に記者道を歩くものは、あの記者3人への批判はかけらも無いと思う。もちろん私も。
そしてこうしたネタを黒川問題にぶつけ、結果的に検察庁法改正を潰した週刊文春も、大したものだ。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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