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1回3349万円の特効薬。患者にとって大きな福音にはなるが…

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基本は全ての該当患者に使うべきだが…

悩ましい問題だ。一回の使用で白血病に劇的な効き目がある薬『キムリア』が認可されたが、一回分が何と3349万円。保険適用されるため保険財政への圧迫も心配される。

高額な薬としてはこれも肺癌に効くオポジーボ(年間1090万円、当初は3500万円)など、数種類が有名だが、いずれも保険財源への圧迫が懸念されている。

キムリアとオプジーボ

 

恐らく研究、開発費も含まれ、これだけの薬価となるんだろうか。
しかし患者にとったらたいへんな福音だ。厚生労働省としてはメーカーが指定した薬の価格が果たして合理的なものであるか、大量に使用した場合、どれだけ価格を下げることができるのか今後、さらなる精査が不可欠だと考える。

増える超高額薬の薬価精査と保険財源の議論を

すでに『キムリア』の既存の治療法が効かない一部の白血病患者に対する公的医療保険の適用が始まった。

3349万円の薬価は1回当たりでは過去最高額となる。2万人余りいるとされる対象者にはこの上ない福音だが、反面、保険財政の圧迫が懸念される。

キムリアに限らず超高額薬はこれからも相次いで開発、実用化されることが予想され、保険適用の在り方や薬価をめぐる議論となりそうだ。

厚労省は今のところキムリアによる治療対象者は最大で年間216人、販売額は年間72億円規模と予測。
現在もさらに研究が進んでおり、今後適用範囲が拡大される可能性があるという。

平均患者負担は41万

もちろん保険適用だからキムリアの薬価の大半は公費でまかなわれる。
窓口負担は通常1~3割だが、月ごとの自己負担に上限を設ける「高額療養費制度」により、年収約370万~約770万円までの患者の場合は約41万円となり1回だから、利用しやすくなるのでは。

こうした高額薬の保険適用は公的医療保険制度の根幹を揺るがしかねないとして、キムリアの薬価を了承した中央社会保険医療協議会(中医協、厚生労働相の諮問機関)では、価格の決定過程に疑義が相次いだという。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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