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『不倫は本能、してもいい』と寂聴さん。私の初高級料亭は寂聴さんと

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人生初の高級料亭は寂聴さんと

生まれ初めて高級料亭に連れて行ってくれたのは瀬戸内寂聴さんだった。新聞記者になってまだ1年くらいの時。冤罪事件として有名になった『徳島ラジオ商事件』の、兄弟姉妹による死後再審が決定した直後だったと思う。

日弁連とともにこの冤罪事件を支援していた寂聴さんが、『記者たちが頑張ってくれたから再審の重い扉を開くことができたんだ』と、労ってくれたんだと思う。

徳島で昔も今も一番の『しまだ』という料亭。敷居が高いのと寂聴さんと一緒ということで緊張したが、気安く、楽しいトークで本当に楽しませてくれたものだ。

しまださん

数年前の国民文化祭の時、前の席に座ってらっしゃったのでその時の話をしたら、たいそう喜んでいただいた。

 

不倫は雷のように落ちる衝動的な人間の本能だと

その当時はまだ50代だったが、早、96才。まだまだお元気で京都寂庵での講話は続いているが、昨日の日刊スポーツの記事にはびっくりした。

 

なんでも新著「命の限り、笑って生きたい」(光文社)の取材会を開いたがその中で、「一番生きたと思う瞬間や幸せなことは、やっぱり人を愛すること」と。

そして不倫が社会問題となっていることには「不倫がいけないなんて誰が言い出したんでしょうね。恋愛っていうのは雷のように落ちてくる。衝動的な人間の本能で、雷のように落ちてくる不倫がいけないってやってますけど。そんなこと言ったら一生、男も女も1人でいるしかない」と豪快な考えも。

で、「これは尼さんの瀬戸内寂聴ではなく、小説家の瀬戸内寂聴が言った。尼さんはそんなこと言っちゃいけない」と、オチも忘れなかった。

 

インスタにハマっている

若い時は恋多き女。その昔、日経新聞の『私の履歴書』で、過去に関係のあった小説家をどんどん取り上げ、読者の度肝を抜いたことを思い出した。

秘書の瀬尾さんとインスタ画像

美人秘書瀬尾まなほさんとの生活も楽しそうで、最近はインスタグラムにはまっているとか。まだまだお元気で。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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