『王子様』改名に迅速対応だった裁判所
改名は大変だと聞いたことがある。ただ単に気に入らないとか、画数が悪いとかでの改名はまず裁判所は認めてくれない。
近所に同姓同名がいて郵便物の誤配が頻発するとか、合理的な理由がないとまず無理だと言われる。
どうしても改名したい場合には自分の気に入った通名を決め、正式な書類以外はその名前を使い続ける。そしてそれが世間的に定着した場合は可能なようだ。
しかしそれも10年、20年かかるという。友人で改名できた人がいるが、やはり裁判所で認められ、戸籍変更まで10数年、かかっていた。
しかしこの度の山梨県内に住む『王子様』という名前の18才の青年は、2月に甲府家庭裁判所に改名の申し立てをし早くも今月、認められたから、迅速な対応にびっくりした。
理由としてら青年は 『みじめな思いをした経験がある。これからの長い人生でこのようなことが起こらないように」
と書いたが、裁判官も直ぐに理解してくれたんだろう。
改名を報じる地元紙
お母さんが私の『王子様』の思い込め
なんでも『王子様』は子どもの時からこの名前が嫌で嫌で、高校卒業と同時に改名の戸籍変更を申し立て、最短で認められたようだ。
友だちにからかわれたり、書類に署名した時、『本名ですか?』と言われたり。知らない人に笑われたり。この名前で苦労したことはいっぱいあったとか。
本人も公表しているが『赤池王子様』が、『赤池肇』さんに生まれ変わった。これから新たにスタートという意味で肇にしたとか。
元々、王子様はお母さんがひとりで決め届けたとか。気をてらったキラキラネームじゃなく、お母さんが、
『この子は私の唯一無二の王子様なんだ!』
との思いを込めたとか。
改名は父親らは喜んでくれたが、お母さんは残念そうだったという。
王子様のインパクト、選挙なら楽勝のケース
ところで、選挙で苦しんだものとしてはこの『王子様』むちゃくちゃ羨ましい名前ではあります。
インパクトが半端ないし、恐らく都市部での市議、区議クラスならこの名前だけで当確だったと確信します。しかし、若くないと無理か⁈
小沢一郎氏の父親が小沢さんが生まれた時、自分の跡を継ぎ代議士になるんだから、わかり易い名前をと一郎とつけたくらいだから、やはり選挙向けの名前はあるのかも。
私も改名し『森本 王子様』でもういっぺんやってみようかな?(爆)
もりもと なおき