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おじいちゃんの戦い。米大統領選民主党候補者指名は老政治家対決

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サンダース78才、バイデン77才のおじいちゃん対決に


アメリカの民主党の候補者選びは、もっとも若かったピート・ブティジェッジが指名争いから撤退し、バーニー・サンダース、ジョー・バイデン、ブルームバーグ、エリザベス・ウォーレンの4人から、ブルームバーグも撤退。サンダース、バイデンの一騎打ちの様相となってきた。

サンダースとバイデン

なんと78才、77才というジーさん対決だ。ブルームバーグ76才、ウォーレンも70才だから、とにかく高齢化していた。しかしなぜか高齢批判は聞こえてこない。というより最高齢のサンダースは若者が支えている。

ケネディに象徴された若い国・アメリカ合衆国だったが…

J Fケネディが颯爽と登場したのは若干、43才だったから、2人の有力候補は彼より2回りどころか3回りも歳上だ。
これだけみても平均寿命が伸びてきた証左だし、何よりアメリカ政界の人材不足があるのかもしれない。

37才と若いブティジェッジは当初、期待を集めたが、肝心のスーパーチューズデイ前に資金が尽きたという。

かたや現職大統領で再選を目指す共和党のトランプ氏も73才
共和党と民主党のガチンコ対決も、おじいちゃん同士の戦いという珍しい大統領選挙となりそうだ。

サンダースとバイデンの対決はバイデンか⁈

サンダース氏は前回に続く参入。最高齢だが彼を支えているのは極めて若い世代。大学の無償化が共感を呼んでいる。他の候補者はサンダースに対し、急進左派はアメリカ大統領はできないと攻撃しているが、本人は戦う姿勢は明確だ。

バイデンはオバマ大統領時代の副大統領だった。スタートで少しつまずきサンダースらの後塵を拝したが、若いブティジェッジらが支持を表明したことでここにきて急上昇。すでに8州を抑えた。オバマを支えただけあり黒人層にも支持は厚い。

今後ブルームバーグはバイデンを、ウォーレンはサンダースを支持しそう。トランプに勝てる候補者を民主党支持者は選択するだろう。

しかしアメリカのジーさん対決を見た日本の老害政治家が、『まだまだいける』と錯覚し、老害がさらに進むことを危惧する。

もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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