忖度内容をペラペラ喋るヤツが副大臣とは
政治の世界、特に自民党政治ならこうした対応は当たり前で常識だったんじゃないんだろうか。
しかし昔は男は黙って仕事をしたもんだが、副大臣ともあろう人物にこうもペラペラらやられたんじゃたまったもんじゃない。
ずっと凍結されていた本州と九州を新たに結ぶ下関北九州道路(下北道路)の事業化調査をめぐり、国土交通副大臣の塚田一郎氏は、『安倍首相と麻生副総理の地元事業だから、私が忖度し、国直轄の調査に引き上げた』
と、福岡県知事選の自民党推薦候補の集会でペラペラ喋ったことが、波紋を呼んでいる。
おしゃべり副大臣
平気で内情暴露は国民を舐めてるからだ
塚田氏は発言を撤回し、謝罪したが、副大臣が総理、副総理に配慮し、2人の地元へ利益誘導をしたことを、はっきりと認める発言。
こういう発言をこのレベルの政治屋に堂々とされるのって、やはり国民が舐められてるんだろう。
下北道路は、関門海峡を挟む安倍首相の選挙区、山口県下関市と、中選挙区時代に麻生氏の地盤だった北九州市を結ぶ構想。
財政難で福田康夫政権時代の2008年に凍結された。
しかし2017年度に地元予算と国の補助で調査を再開。国は先月29日、今年度からは、国直轄で調査することが発表された。
安倍、麻生絡みなら塚田氏でなくとも
これが塚田氏の忖度でできたという。
さらにこのご仁のおしゃべりなのは、副大臣室に来た吉田博美参院幹事長から「これは総理と副総理の地元の事業だと言われたから『分かりました』と応じた」といったやりとりを集会で披露。
「総理とか副総理がそんなこと言えないから私は忖度した」と述べた。
塚田氏は2日、文書で「一連の発言は事実と異なるため撤回し、謝罪する」とのコメントを出したが、本当のことだろう。
私は彼の忖度については批判する気はない。これが自民党政治だから。
しかし何も考えずにペラペラ喋るこのレベルの低さ、これが選挙で選ばれていることに言葉もない。
もりもと なおき