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なぜもっと寛容になれない⁈ コンビニで飲み物買う救急隊員を非難とは

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酷暑での活動中、救急隊員だって水分補給は当たり前だ


なぜもっと寛容な社会になれないのだろうか。酷暑の中で仕事をする人は、みんな危険と隣り合わせだ。人を助けに行く救急隊員だって同じ。水分補給をしなきゃ自分たちが危ない。倒れたら危険な人を救助にも行かれない。

自販機やコンビニで飲み物を買う救急隊員を見つけ、非難する市民がいるというから驚いた。名古屋市消防局はこうした批判、非難を受けて次のように異例のツイート、理解を呼びかけた。

「出動が連続し消防署に戻れない時は、救急車でコンビニ等に立ち寄り飲料水等を購入する場合があります。その際も、出動態勢は維持していますので、ご理解をお願いします」

どうも救急隊員を批判する通報は1件や2件じゃなく多数あったのでは。この緊急ツイートを読んだら中傷が寄せられたことが容易に推測できた。


コンビニや自販機での飲み物購入、なぜ批判?


消防局によると、名古屋市では7月中旬から熱中症などの搬送件数が急増し、同23日には過去最多の664件に上った。1つの隊が1日に22回出動したケースもあり、水分補給のために消防署に戻る時間を確保するのが難しい状況が続いたという。

救急隊員が自動販売機で飲み物を買う姿が市民から批判されたことがあり、隊員らは救急車でコンビニなどに立ち寄ることを控えてきた。しかし消防局は今夏は例年以上の酷暑。コンビニを使わざるを得ない場合もあると、投稿で理解を求めたようだ。

7月末までにリツイートは6万回を超え「熱中症に気をつけて頑張って」「飲み物くらい自由に飲んで」などのコメントも相次いだ。

これは名古屋市だけの問題ではない。酷暑の中、活動する救急隊員には飲み物くらい自由に買わせてあげよう。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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