西野ジャパンのモヤモヤ吹き飛ばす金星
一流スポーツ選手は大変だなと思う。ファンの期待通りに活躍しないとボロクソ、まるで人間のクズみたいに言われるし、逆の結果になれば一夜にして一躍ヒーローだ。天国と地獄を味わう。
西野ジャパン。昨夜はみんなが感動した。正直、勝てるはずはない、引き分けなら上出来と内心、思っていた人が多かったはずだ。一夜にしてヒーローになってしまった。
ボロクソだったメンバー発表
ハリルホジッチ監督から突如、西野監督に交代。そして最終、メンバー発表。
翌朝のスポーツ紙は本当にボロクソだった。一面見出しを拾ってみると、
"驚くほどノーサプライズ、西野忖度ジャパン"(日刊スポーツ)
"年功序列?西野 ビッグ3と心中⁈"(スポニチ)
"おっさんジャパン、本田、香川、岡崎"(サンスポ)
"忖度ジャパン"とはもう言わせない
要するに西野監督が成長著しい若手を外し、ホジッチと関係が良くなかったとされる、これまでジャパンを支えてきた本田、香川、岡崎を選んだことに対する批判が渦巻いた。
少なくともスポーツ選手に対するバッシングは、日本はマシな方かもしれない。サッカーに関してはヨーロッパや南米の熱狂ぶりは凄い。南米では活躍しなかったため、帰国してから射殺された選手もいた。
シーズン入りしてから大スターになってしまった大リーグエンゼルスの大谷翔平選手も、シーズン入る前の不調の時は、アメリカスポーツジャーナリズムに酷評されていたのは、記憶に新しい。
忖度ジャパンと言われたのは、西野監督が本田らに忖度してメンバーに入れたとの意味だろう。昨夜は香川のいきなりのPKでの得点、大迫のヘディングを誘った本田の見事なアシストは、完全に批判を払拭した。
やはり本田はいるんだよ!わかったかい!
昨夜は遠い昔、1968年のメキシコオリンピックで日本が銅メダルを取った日のことを思い出した。なんか、やりそうな予感がする。
もりもと なおき