佐賀がオスプレイ基地を受け入れ。県民の反応は…
陸上自衛隊が開設予定のオスプレイ基地を、佐賀県が佐賀空港で受け入れるとのニュースには驚いた。機体は全17機。佐賀空港は民間航空が使用する飛行場。離着陸使用料として年5億円が向こう20年間(計100億円)国から県に支払われる。知事が同意したが、佐賀県民はどう受け止めているのだろう。
佐賀空港で訓練していた自衛隊のオスプレイ
自衛隊が佐賀を含め各地で基地受け入れ先を探してきたのだろう。
以前、東京に勤務する友人の自衛隊幹部と『オスプレイが徳島にくる可能性』について、茶飲み話しで、話したことがあった。阿波踊り空港の飛行場は海上自衛隊が所有しているからだ。
もし今後、全国どこかでオスプレイ基地を検討するとしたら、その分だけは他県よりはハードルが低いかもと、話したことを思い出した。
徳島は絶対、無理。県民が大反対するだろう
しかし双方の結論は、徳島県民はまず激しく反対をするだろうということ。国の吉野川第十堰の可動堰化計画に対しても、住民投票で90%の県民が反対した土地柄だ。
危険なオスプレイともなれば県民が了解はあり得ない。そうなると知事も大反対せざるを得ないから『徳島でそんな話しをすること自体、時間の無駄だな』と、いう結論になった(笑)
オスプレイは滑走路がなくても離着陸でき戦略上、極めて有意な航空機が売り。しかし、いかんせんあまりに事故が多過ぎる。基地配置のみならず米軍基地も含め、既存の基地への配置についても反対は多い。
財政が逼迫している町村ならともかく、県民の反発が予想される中、佐賀県が僅か年5億円で引き受けたのも疑問だ。もっともオスプレイはともかく、新設する基地そのものを誘致できるメリットはあったのか…
横田基地でも
こんな中、米空軍の東京横田基地にも10月1日からオスプレイ5機が配備されることも決まった。都内だけに万が一の場合、大惨事が心配される。しかしながら日米地位協定があり、日本からは一切、文句は言えないのだ。
もりもと なおき