未分類

コロナ不況…アルバイトなく学業継続に不安な学生も

投稿日:

アルバイトで可能にした都会での学生生活

よく知人らに進学相談を受けたが、家計的に東京へは出せないというケースでも、本人が強く望むなら出してやるべきと、答えた。

つまり親が多額の仕送りなどできなくても、都会にはアルバイトが無数にある。奨学金とバイトでみんな楽しくやっていけるよと、アドバイスしたものだ。
そして現実にみんな逞しく生き抜いていた。

うちの近所にも徳島大学の学生がたくさん住んでいるが、授業料は奨学制度でほとんど無償。
生活費は仕送りゼロでも奨学金とバイトでなんとか頑張れますという学生が結構いる。

休校で学生の姿が消えた近所の徳島大学

学業の継続に暗い影落とすコロナ不況

このように自分で頑張れば大学生活は送れると思っていたが、コロナ不況は学生生活にも暗い影を落とし始めた。

友人の息子がアルバイトがなくなり、金欠だ。オヤジに泣きを入れてきたが、オヤジもフリーランスなので生活が苦しい。

まさか学生のアルバイトがなくなるとは考えもしなかったという。
当然、4年間の授業料の一部、学生生活は奨学金とアルバイトを予定して生活設計を立てていた。

ひとりの人影もなくなった早稲田大学

学生バイトは飲食業が多く打撃だ

こんな学生は地方にも都会にも普通にいるから、これから学生生活を続けられるのか否か、かなり不安だろう。とりわけ学生のアルバイトは営業自粛を求められている飲食業が多い。

飲食業も営業自粛で学生バイトも激減している

NHKニュースでもこの問題を取り上げていたが、44%の大学生が生活が苦しくなり、先行きに不安を感じている。
実家の家業も大変だから、とりあえず退学を考えている学生も多いというから、深刻だ。

リーマンショックでも学生は頑張れたが…

リーマンショックの時、娘と息子も大学生だったが、バイトまでなくなることはなかった。
娘は当時就活生で、どの企業も採用枠はかなり細くなっていたが、バイトをしながら普通の就職活動はしていた。

息子は新宿のネカフェでバイトしていたが、こうした業種は不況で普段よりもっと忙しくなり、今回のように営業自粛など、考えられなかった。

大学は臨機応変、個々に対応を

前期の授業料が払えない学生もたくさんいるかもしれないが、大学には授業料滞納〜除籍など、冷たい対応を取らないようお願いしたい。
半年くらい待ってあげたり、分割するなど、個々に考えてあげるべきだろう。

コロナは無情にも若者の夢まで奪いかかっている。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

-未分類

Copyright© 森本尚樹の"社会面の作り方" , 2024 All Rights Reserved.