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デストロイヤーと4の字固めは、僕ら昭和の男子共通の思い出

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白黒テレビで観た力道山との死闘

白黒テレビで力道山とデストロイヤーの死闘をリアルタイムで観た世代だ。亡くなった時、もう米寿になっていたのも頷ける。
大の日本びいきだから"米寿のお祝い"なんかも周りにしてもらったのかもしれない。

 

教室で4の字固めの練習をした時代

力道山との闘いを観たのは小学5年生だった。学校へ行ったら観てなかった男子はひとりもいなかったから、視聴率64%は理解できる。
この時、確か力道山に4の字固めはかけることはできなかったように思う。

 

とにかく中学校時代は今も昔も男子は普通、教室の後ろでプロレスごっこをする。デストロイヤーの4の字固めの研究はみんなでやった。

完全にマスターしたヤツに順にかけてもらうが、猛烈に痛い。そして外れない。何度ギブアップしたものか。

覆面の下の素顔を見たかったが、ファンの夢を壊したくないと絶対に取らなかっという。プロレス引退後もずっとマスクだったから、あれが素顔だったのかもしれない。

ヒールじゃなく本当はいい人だった

また日本テレビのバラエティー番組「うわさのチャンネル!!」にレギュラーで登場した時は驚いた。
徳光和夫アナウンサーやせんだみつおに4の字固めをかけたりしたが、和田あきこには『おねえちゃん!』と頭が上がらない設定。

メガホンで頭をどつかれたり、2人のかけあいは傑作で、ヒール役じゃなくいい人だったんだと、ますます人気ものになった。

東日本大震災で東北にボランティアに参加してくれたのも、忘れない。

還暦過ぎるまで現役レスラーを通したのは立派だったと思う。日本で勲章をもらった時は外国人も受章できることを初めて知った。

ご冥福をお祈りいたします。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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