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トップガンの勇姿と米軍機の四国超低空飛行訓練

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36年ぶりの映画『トップガン』を観た。還暦を迎えてなおカッコいいトムクルーズのマーヴェリックに痺れた。


シルバー世代になっても彼女を後ろに乗せ、ノーヘルでKAWASAKIのニンジャに颯爽とまたがる様は、男なら誰でも憧れる。
50ccのヤマハとホンダスーパーカブにしか乗らなかったわが人生を、改めて悔いたものだ。

ところで映画はもちろんフィクションではあるが、脚本家や監督が描いた設定に思いを馳せた人は多かったのでは?

某国の核施設にウランが運び込まれる前に先制攻撃で叩き潰す。これは世界の安全と平和のためだーと。
この先制攻撃を是とするアメリカの正義、そして職務を命を懸けて果たすトップガンたちのアメリカンスピリッツに、拍手してしまう自分も、改めて西側陣営の一員なんだと、ハッと気づく一瞬でもあった。

さて映画の想定だが、戦闘機が超低空飛行で向かった核施設の場所は、雪の積もる山岳地帯だった。

そして米海軍の空母からマッハのスピードなら僅か数分で到着してしまう距離感。"相手はならずもの国家だ"というセリフも飛び出したから、私などはやはり日本に近い"かの国"を想定してしまった。
皆さん同じくだろうか。

ところで四国の山岳地帯では日常的に米軍機が超低空飛行訓練を行なってきた。
この訓練ルートはオレンジルートと呼ばれ、まさにかの国の山岳地帯を想定しているといわれてきた。

過去にはオレンジルート関連で'94と'99に米軍機による2件の墜落事故も。
1994年10月14日の事故は、早明浦ダムのダム湖に、米海軍の艦載機が墜落し搭乗員2名が死亡した。

低空飛行訓練中に操縦を誤って湖面に衝突したものと考えられている。
機体はA-6というもので、かなり古いものではあった。

県南の上空では度々、目撃されているが、私も那賀奥でF14ファントムらしき機影の超低空飛行に遭遇したことがある。

例えマーヴェリックが搭乗していても迷惑なトップガンの訓練を生で見たと、喜んではいけないのだろうな。

(徳島県南の山岳地帯を超低空飛行する米軍機)

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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