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ホストに感染者激増だが、接客業に客との距離感求める難しさ

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先日も同じ店関係で13人、昨日も20人もの新型コロナウイルス感染者が新宿のホストクラブからでた。一斉のPCR検査の成果ではあるが、やはり3密が大敵なのだ。行政は接客を伴う飲食業の営業再開にあたり3密の回避を厳命するが、関係者の苦悩は続く。

接客命の商売にソーシャルディスタンス求める難しさ

クラブやラウンジ、キャバクラにソーシャルディスタンスの厳守を徹底してもらうのは、八百屋さんにしばらく野菜を売るなというのに等しい。そのくらい商売的にはキツい。

客はやはり酒を飲みに行くだけじゃない。お気に入りのママさんや女の子、あるいはホストらの体温を感じるところで、酒はもちろん、会話を楽しみたいのだ。


デュエットで歌ったり、ダンスを踊ることでどれだけストレスを解消してくれるか。ホステスやホストと2mも離れて座ったり、テーブルやカウンター越しにアクリル板など立てられたら、普通は完全に足は遠のく。高いお金を払う意味がないだろう。

店舗を広げたために客足が遠のいたラウンジもある

こんなことを思いだした。常連でよく行った店が人気があり、いつも満席で入れない。もう少し広かったらと思っていると、経営者が店を移転し3倍もの広さにリニューアルした。

しかし移転当初は流行っていたが、次第に客が少なくなった。自分も訪れる回数は減っていった。よく考えたら何か前の店と様子が違うのだ。つまりママさんや女の子との距離感だった。店は豪華になったが、微妙に距離が開いたのだ。

ママさんやお気にの女の子に別のテーブルに行かれたら、ずいぶん遠く離れた感じで、帰るまでことばを交わさなかったり。狭い店の時代を懐かしんだものだ。

これくらい、接客を伴う飲食業は、客とスタッフとの距離感は最重要なのだ。

小池さんじゃないが夜の街云々と、ひとことで片付けないで、行政も一般市民もそのことを理解してあげた上で対策を練るべきだ。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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