安倍総理辞任会見になった。というより昼過ぎから辞意を固めたニュースが流れた。やはり持病が相当、悪化してきたんだろう。これ以上総理大臣の職務は全うできないとの理由を自ら述べた。自民党は早くもポスト安倍レースがスタートした。
よほど体調は悪化していたのだろう
2007年は持病の潰瘍性大腸炎の悪化で職務を続けることができず、突然の辞意表明は政権投げ出しとの強い批判があった。
当然、ご自分の中でこの時の忸怩たる思いは忘れてはおらず、病気を理由に突然の辞意は無いと思っていた。
しかしかなり体調は悪化していたのだろう。24日、歴代最長政権となるのを待つような辞任会見となった。
新聞社は政治学者らに数日前、辞任予定稿を依頼していた
しかしながら一部の政治学者らには、新聞社などから28日退陣した場合の解説や評論の依頼が事前にきていたというから、やはりこの日の辞意表明は既成事実だったのかもしれない。
いずれにせよかなり体調が悪いのは間違いない。でないと一国の総理が慶応病院のような大病院に、毎週のように行く訳がない。一度目は7時間半の滞在だから、かなり綿密な検査、何らかの治療を施したのは間違いない。
国会を開かない(開けない)、定期的な会見もしないのは、よほど体調が優れなかったのだろう。もはや限界をご自身で判断したのか。結果論だが党規約を変更してまで三期もすべきではなかった。
両院総会だけの決定なら本命菅、対抗岸田の可能性
一方、安倍首相が退陣した場合、暫定措置として後任は誰がなるのか。どういった形で決めるのか。
総理突然の辞任に加えコロナも全く収束していない。恐らく安倍さんの意中の後継はおり、時間が無いとして両院議員総会で決定するのではないのか。
麻生副総理、菅官房長官、石破茂、岸田政調会長、河野太郎防衛大臣の名前が上がっている。
この場合、両院総会での決定なら本命菅、対抗岸田くらいか?
一般党員も投票する正規の総裁選すべきだ
しかし本来の正規の自民党総裁選をすべき。そうなると一般党員の人気が高い石破さんが最有力となるが、党内状況はなかなか厳しい。二階幹事長は正規の総裁選について時間的にどうか…と口ごもった。
二階さんの意中の人は菅官房長官だ。総裁選のやり方は二階さんに委ねられている。
いずれにせよ、今の日本は政治が立ち止まる余裕などない。速やかに後任を決め内閣改造をして1日も早く経済対策、コロナ対策に邁進すべき。
もりもとなおき