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交番での警察官殺害、ことし3件目。交番の安全を守る対策を

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市民の安全も脅かす重大犯罪


警察官殺害は重罪だ。なぜならわれわれの治安を最前線で守ってくれている人を殺めるということは、市民の安全さえも脅かすからだ。

仙台市でまた許せない凶行があった。駐在所を訪れた若い男に応対した若い警察官が刃物で刺され、尊い命を奪われた。犯人はその場で別の警察官に射殺されたが、これは当然の職務行為だったろう。

ことしに入って警察官が交番内で殺害される事件は4月の滋賀県警(同僚による犯行)6月の富山県警に続いて3件目

危険伴うが常に市民応接で応対


昼夜に関わらず交番勤務はひじょうに危険を伴う。喧嘩や事故の110番通報があれば現場に駆けつけるし、交番を訪ねて来る人の応対も必要だ。

多いのが道を尋ねる、遺失物を届ける、逆に届けをするなど。一見、変なヤツだなと感じても、無碍に追い返せない市民応接の基本に忠実に対応する。

だからいきなり刺されたら警察官と言えども、ひとたまりもない。

事件は19日午前4時ごろ、仙台市宮城野区東仙台の宮城県警仙台東署東仙台交番で起きた。清野裕彰巡査長(33)が交番を訪れた若い男に刺され、約1時間後に死亡が確認された。

犯人の男はなんと近くに住む東北学院大学2年、相沢悠太容疑者(21)で、交番にいた別の巡査部長に射殺された。発射は3発。

相沢悠太容疑者

地域で愛されるも、危ないヤツも頻繁に来訪


昔は仕事柄、現場の声も聞きたいので、知り合いのいる交番や駐在所にもよく寄った。皆んな地域で愛されており、夜には差し入れなども届き、地域防犯の話しもしたものだ。

しかしたまには明らかに変なヤツもやって来る。この狭い個室でいきなり刺されでもしたらたまったもんじゃないと思った。

今回も、富山のケースもいきなりだったようだ。殺された清野巡査長は、かつては高校野球の強豪、東北学院のレギュラー選手。ガタイも良くこの容疑者には負けるはずはないから、いきなりだったんだろう。

犯人はいい子だったなどという話はいらない。犯行に至った経緯、動機を調べ、類似犯行を防ぐべき。

清野巡査長(警部補に昇進)のご冥福をお祈りします。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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