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余命6ヶ月の末期がん宣告から1年余。今、がんは消滅した状態です

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昨年5月のガン宣告から徳島大学病院消化器外科でずっと抗がん剤治療を続けている。ステージ4の胃がんは肝臓やリンパにも転移し、手術はできない状態だったからだ。

当初は激しい副作用や大量出血で、生命の危機もあった。しかしその後は順調にがんは縮小を続けた。

そしてついに丸1年目の5月にはなんと胃、肝臓、リンパ節のがんは消滅してしまった。泣きたいほど嬉しかった。

8月の造影剤CTによる検査でも、私の体内からがんは、どこにも確認されなかった。
なかなか基準値内にならなかった腫瘍マーカーも、ついに7月には初めて正常値となってくれた。

抗がん剤の効き目は、がんが半分に縮小するレベルも含め30〜35%程度といわれる。あくまで"延命治療"であり、がんを治すものではないということは理解していた。


まれに何百、何千人に1人、がんが消える人もいるとの話しは聞いたが、自分にはあり得ないと思っていた。
この1年余で、仲の良かった友人3人もが、抗がん剤の効き目なく旅立ったとても辛いニュースもあったからだ。

ところが私には抗がん剤は劇的に効き続けてきたようだ。

現在までの私の奇跡的な状況には、ドクターたちも『普通の人の何万倍もクスリが効いている』と、喜んでくれている。
それはやはりドクターたちが私に合う抗がん剤を選択し、きめ細かな治療、ケアしていただいている賜物だ。

私が癌に立ち向かうための精神的支柱である消化器外科の親分、島田光生教授はじめ担当の吉川幸造、高須千絵ドクター、いつも献身的なケアと、励ましてくれる看護師さんたちには感謝しかない。

もちろん、私はまだ全く楽感はしていない。今の状態はいわゆる抗がん剤の"完全奏効"というもので、寛解(全快)とはまだ違うから全く安心はできないのだ。

当然、まだ再発の可能性はあり治療はまだまだ続く。
とりあえず家族、応援してくれている友人や仲間に心からの感謝とお礼のご報告をいたしました。本当にありがとうございます。

(昨年5月、初めての抗がん剤点滴。上は最近。下は昨年6月、余命6ヶ月を告知された1ヶ月後、体調最悪の頃。その下は入院中)

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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