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大学キャンパスでは今も旧統一教会の勧誘が続いているのだろうか…

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大学に入ったら『原理研=統一教会』のサークル勧誘にだけは絶対に気をつけようが、当時の学生の共通認識だった。実に半世紀も前のことだ。


もし引き込まれたらもう皆んなと同じ社会に戻ってくることはできないんじゃないか…大袈裟じゃなく、当時は皆んなこのくらいの思いはあったのだ。

そんな訳で当時は"原理"と聞くだけで僕らは強い拒否反応があった。

真面目そうであまりに地味そうな学生が、キャンパスや賑やかな駅前で小さな黒板を掲げ、統一教会の教義を解く光景は、あの時代の特有のものだった。

近年は"原理"などの名前を伏せ、旧統一教会と結び付かないようなサークル名で近寄ってくるという。
2015年に本体が"世界平和統一家庭連合"と名称を変えたのもそういうことだろう。
大学の入学式でははっきりと注意を喚起する大学もある。

日本のメディアはずっと統一教会をタブー視してきた。かつて霊感商法を取り上げたこともあるが、いつの間にかアンタッチャブルな存在になっていた。

そんなことからか…遊説中の安倍晋三元首相を銃撃した犯人山上徹也容疑者が、動機を"旧統一教会への恨み"としても、当初は『特定の宗教団体への恨み』などと、メディアはまだ誤魔化していた。


しかしやはり文春だ!文春オンラインが直ぐに口火を切り、今は新聞、テレビも畳みかけるように統一教会批判を始めている。

霊感商法弁護団などのまとめでは、被害は判明しているだけで35年間で1237億円というから、どれだけの家族が不幸になったか。

関わりの大小はともかく、統一教会と何らかの関係がある国会議員の名前もぼちぼち上がってきた。大臣クラスもおり、かなりな数にのぼるだろう。


不幸な国民を生み出してきた"宗教"に、政治家が寄り添う…根は深い。

もりもとなおき

  • この記事を書いた人

morimoto_ naoki72

森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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