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大学落ち続け気の遠くなった頃。でも"されどわが人生"

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国公立大学の二次前期試験合格発表が連日続いている。友人や後輩の息子、娘さんの吉報は、自分の子どもたちのことのように嬉しい。医学部に合格したとの知らせなどは、相当な努力をしたんだろうなと、よその子であっても褒めてあげたい気持ちになる。

私が早稲田を受験したころ。機動隊も。

いつ合格するのかと、気が遠くなった受験時代

自分は本当に受験は苦手だった。選挙もそうだが、人をけ落とすことは性に合わないのかもしれない…
というのは言い訳で結局、努力不足なんだ。

それにしても自分の大学受験は大変だった。現役の時から浪人してまで落ち続け、とにかく最後の最後まで受からなかった。

試験に弱いヤツの典型的なタイプだ。現役の国立大学受験の日、二浪時の大本命の早稲田のセイケイの日はあり得ない風邪の高熱。ともに39°8分で鉛筆やボールペン(早稲田はペンorボールペン)が持てず、帰宅して布団の中で泣いた。恐らくインフルエンザだったのかもしれない。

受験番号の誤記載で世界史零点に

それでも5日後の早稲田の教育学部の日は熱も下がり絶好調。偏差値的にも大丈夫だった学部だ。
自己採点は英語60%国語80%世界史恐らく満点で、これで楽勝で合格と思ったが深夜、もう一度問題のペーパーの右上を見て血の気が引いた。

回答用紙と同じ受験番号を控えとして問題用紙にも書くのだが、ゴロが似ているだけで受験票と全く異なる番号を記載してあった。
当然、回答用紙の番号も…社会零点だった(号泣)

何故か持っていた教育学部の受験票




何十年、未だに引きずるこのトラウマ

実はこの歳になっても未だに受験失敗の夢を見る。何故かいつも世界史に関することだ。
受験の日まで世界史の勉強を忘れていたとか、受けずに帰ったとか。
この一件は人生のトラウマになったんだと思う。
だから以来、どんな書類を書いても5〜6回は見直しをするクセが付いてしまった。

受験で失敗しても人生を失敗するとは全く限らない

希望の大学の合否で人生がどう変わるかは分からない。悪くもなるし逆にいい方向に変わる時もある(と思いたい)

自分の場合は現役の時、浪人の時、第一志望が受かっていたら人生は今とは間違いなく変わっていただろうなとは、思う。

でもそれが人生にとって良かったかどうかは分からない。

見事、志望校に合格した人はおめでとう。まだ後期に挑戦する人は頑張るしかない。
残念ながら不本意な大学しか受からなかったという人。また大学で新しい目標をつくったら必ず人生は良い方向に向かうと思う。

たかが受験、されど受験。人生の一つの大切な舞台ではあるが、全てではない。
受験で自分はたくさん失敗を重ねたが、大切な『されどわが人生』の、大切な一場面ではあった。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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