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学校での熱中症対策。登校基準の気温を定めるべきかも

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学校で熱中症、次々。登校基準気温を決める時代かも


各地の小、中学校で熱中症による児童、生徒らの事故が相次いでいる。"学校の周り80周走れ"とか、教師による行き過ぎた体罰は論外として、小学生が死亡したり、この炎天下、クラス対抗リレーをやらされ8人も熱中症で倒れるなど、学校での活動も心配されている。

甲子園地方予選でも各地で熱中症が相次いでいる


まもなく夏休みだが、期間中のクラブ活動、登校日、まだまだ子を見送る保護者らの心配は尽きない。先生も千差万別。臨機応変に自己判断のできない教師がいるのも現実だ。台風時の警報と同じく、予想最高気温が35度を超える日、高温警報が予想される日は、休校措置をとるなど、取り決めが必要になってきたのではないだろうか。

1991年9月1日世界陸上東京大会マラソンでも気温26度、湿度73という普通の生活なら何の問題もない環境で、有力選手ら半数の選手が途中棄権したこともあった。この時もこの気温で『選手の生命に関わる』と、反対する意見もあったという。


26度でマラソン選手の半数が棄権(1991年9月、世界陸上東京大会)


世界の長距離走のプロでもこんな具合だから、10代の体力が格段にあるわけではない普通の子にとって、今の天候は厳しい時も多いだろう。

ましてや子どもたちにはクラスの中だけでも、大きな体力格差、健康格差がある。先生の甘い判断は極めて危険だろう。

さらに教師らの習性として、自分のクラスだけ特別なことはできない。責任もとれない。だから学校管理者は具体的な対応を決めるべきだと思う。先生個々に責任を追及するのも酷な話ではある。

余談だが、スポーツをしている子たちは、練習中や試合中、ポカリなどのスポーツドリンクで水分補給するのは常識。水より遥かに機能的な飲料だからだ?しかし水筒で教室への持ち込みに、ジュース扱いして禁止されている学校もあると聞き、驚いた。

都道府県教育委員会は、早急に学校での熱中症対策を急ぐべき。子を学校へ送り出すことに親が心配する状況は、やはり排除すべきだ。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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