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小池氏が他候補を瞬殺!地方有権者と違う都民の政治感覚

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予想通り午後8時ジャスト、NHKも民放キー局全て、小池百合子氏が東京都知事に当選確実のニュース速報を流した。世論調査、あるいは期日前投票の出口調査、当日の出口調査、全てで小池さんが圧倒していたんだろう。

公約果たせず、あれだけバッシングされてもなぜ?

政策面はもちろん、学歴詐称疑惑、さらにベストセラーとなった『女帝小池百合子』は全編、人格部分の批判が満載だった。それでもこれだけの強さを発揮するのは、都民の大半が政治の本質部分と無縁なのかもしれない。

それは民度の問題などとはもちろん関係無い。地方にありがちな地元政治や地元政治権力への依存度が、良い意味で都民の場合は極めて低いように思う。
だからテレビに頻繁に出て"やってる感"満載の小池さんを選択するのかもしれない。簡単に言えば知事など関係ないところで都民生活の大半が動いているんだろう。

告示から小池氏の圧倒的な独走だった

今回の都知事選挙は毎日新聞が告示のわずか3日目に小池氏が51%と、フライング気味の記事を掲載したから、私は全く興味は失せていた。

2位争いだけが興味の対象だったが、これさえメディアの予想通り、元日弁連会長の宇都宮健児さんだった。
やはり2度の出馬に加え、立憲民主など既成政党がバックについたのは、大きかったのだろう。

山本太郎の街頭パフォーマンスの力強さ

山本太郎の街頭活動と、そこに集まる聴衆に興奮する山本支持者は多かった。SNSでももしやと期待する人も多かったが、宇都宮氏の後塵を拝した。

しかしながらあの演説のパワー、人を引き寄せる力は誰も否定する人はいないはずだ。
既成政党に嫌気をさす一定の勢力の支持を確実に掴んでいるのは凄い。

維新小野、地方からの落下傘に東京都民は冷たい

日本維新の会の小野太輔は伸びなかった。東京出身といえど地方県の副知事から突然、降ってきた落下傘に対し、大東京の有権者はそんなに暖かくはない。
今後、国政を目指すのであれば、良い売名にはなったかもしれない。

きょうも東京のコロナ感染者は100人を超えた。1兆円もあった基金もほぼ底をついた。コロナ不況の中、さらなる第二波に、小池知事は果たして対応できるのだろうか。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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