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山尾しおり氏も会見で言った"男女の関係はありません"は週刊誌文化⁈

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否定形だが、逆に事実を連想させてしまうことば

日本語でなぜこうした使い方をするかよく分からないことばがある。例えば『すでに2人は男女の仲…』とか、『男と女の関係はありません…』とか。
文春砲でW不倫疑惑を指摘された衆院議員山尾しおりさんも『男女の関係はありません』と、会見で使っていたが、この時点で文春の思うツボだったのでは?

こんな表現を使ったらまた週刊誌やテレビが飛びつくに決まってるから、そういう意味では元検事さん、危機管理能力に欠けるなと、思った。否定したら逆に連想させることばだからだ。

山尾さんは逆にスキャンダルにさらに火をつけた

週刊誌的にはスキャンダルにさらに火をつけることば

週刊誌のスキャンダル記事では100%このことばは使われる。
男がいて女がいてなら当然、男と女の関係に違いないが、週刊誌だと、肉体関係の有る無しを言うようだ。
 しかしこの『肉体関係』ということばも何か隠微な雰囲気があるが、英語などはもっとストレートなんだろうな。

男女の関係…辞典を引くと50ほど意味が書かれている。性行為をする、結ばれる、情を通じる、などのほか、一発やるなどというストレートなものもあった。

しかしこのことばって、日常生活ではまず使わない。知人や友人に特定の女性との関係をこっそり聞く時は『もうやったの?』と、ズバリが普通。『オマエらすでに男と女の関係か?』などとはまず聞かない。
聞かれた方も『まあな!』くらいじゃないだろう

なぜ処女作と言うのに"童貞作"とは言わないのか

あと何故か『処女航海』とか『処女作』などとは普通に頻繁に使うが、どうして『童貞航海』とか『童貞作』とは言わないんだろうか。

女性から異議が出た話しも聞かないから、まあ異論はないんだが。

少し調べたらどうも欧米の言語習慣からのよう。欧米のことばには名詞に性があり、"航海"や"作品"を表すことばは女性名詞。
だから初めてのことに"処女"が付けられてきたようだ。
国や学校にも母国、母校と母が付けられれているのは、同じく理由とか。面白いですね。
もりもと  なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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