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性犯罪で相次ぐ不起訴や無罪。未だ男尊女卑がまかり通る社会の証し⁈

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性犯罪で女性にとって理不尽な判決や事件処理が多過ぎないか

この国は性犯罪大国なのか⁈
多くの女性たちから性犯罪者に甘い日本の司法の体質に厳しい声が上がっている。

私もそう思うし、これまで強制性交罪や強制わいせつ罪でどれだけ甘い、信じられない判決があったことか。

どれだけの性犯罪者が不起訴となり、世間に何食わぬ顔で戻っているのだろう。

被害者と加害者の示談の兼ね合いも、もちろん承知しているが、やはり女性らが言うように、まだまだ女性を軽く見るこの国の男尊女卑体質も、性犯罪に対し甘い要因の一つような気がする。

先日のこのニュースにも驚いた。

愛媛県に住む会社員の男(35)が、今年5月、羽田空港に着陸した飛行機内で客室乗務員の胸や下半身を触るなどし、強制わいせつの疑いで逮捕された。
しかし東京地検はこの男を9月3日付で不起訴処分とした。
警視庁によると男は他の乗客が飛行機から降りたあと体調不良を訴え、薬を渡そうとした客室乗務員に「不倫とか興味ない?」と声をかけ、無理やりわいせつな行為をした。
男は逮捕当時、警視庁の調べに対し容疑を認めていたという。極めて悪質だ。

例え被害者が示談をしても事件捜査は続行すべきだ

なぜ?という疑問は尽きない。これで不起訴なら男は街中で女性にわいせつ行為をし放題ということになる。
扱いは東京地検だろうが、他の検察も含め検察はなぜいつもきちんと不起訴理由を説明しないかも疑問だ。

このケースは知らないが、示談となった場合、不起訴となるケースは多い。
要するにカネがあれば罪に問われないのか。

セカンドレイプにならない事情聴取や裁判改革を
被害者に対する捜査機関の事情聴取の在り方、また裁判の在り方も大いに問題だ。

被害者にとったらまさにセカンドレイプレベルの話しとなり、示談で泣き寝入りする被害者は余りに多い。

検察は示談とは別に、刑事事件として性犯罪者を厳しく罰するべき。

このためには性犯罪被害者への事情聴取の在り方、そして性犯罪裁判の在り方も大きな改革が必要だ。

たいそうなことではない。警察、検察が被害女性の気持ちを忖度すれば、直ぐにできる筈だ。制犯罪被害者の70%が泣き寝入りし、事件化してもこれだけ頻繁に無罪や不起訴は、女性でなくとも本当にやり切れない。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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