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投票率アップは、ネット投票と投票所への送迎の徹底しかない

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投票率低下に拍車かける投票所の統廃合

あらゆる選挙の投票率の低下が著しい。政治への不信感、候補者の魅力のなさなど、要因はたくさんあるんだろうが、超高齢化により行きたくても動けない有権者、さらに過疎化により投票所も統廃合され激減している。

投票締め切りが午後6時から8時、さらに期日前投票の普及。これらの改正さえ焼け石に水のようになっている。

 

今のままでは国政選挙であっても50%を大きく割り込み、40%を割ってしまう日もそう遠くないかもしれない。
ネット投票、行政による投票所への送迎の徹底など、投票率を上げる方法を真剣に検討すべき時ではないだろうか。

徳島県は25年で84カ所もなくなる

例えば徳島県の場合だが、中山間地域の急激な過疎化により、投票所の統廃合が進んでいる。25年前には県下に584カ所あったが減り続け、来月の知事選挙、統一地方選挙では500カ所前後になる見通しだ。

こうした投票所が廃止された地区の有権者には、投票日に無料送迎バスを運行する。ワゴン車を投票所に見立てた移動期日前投票所の開設。

ワゴン車による移動期日前投票所

免許やクルマの無い高齢者は自宅から投票所までタクシーで送迎する村もある。

公用車での徹底した送迎を全自治体で

もちろんこうしたサービスは自治体によって違う。やはり県が主導し全自治体に対し同じ条件で対応すべきだろう。
あと統廃合はもちろんだが、既存の投票所に行けない高齢者も多い。期日前投票、投票日、地区内を役所の委託を受けたクルマが巡回、投票意思がありながら行けない有権者に対応すべき。

民間や個人任せは投票の強要や選挙の公平を害する可能性がある。必ず公的な対応にすべきだろう。

ネット投票に踏み切るべきだ

あと、ネット投票についていったい何年間、議論すればいいのだろう。1日も早く踏み切るべきだ。
パソコンやスマホが使えない人には不公平ーなどと言っていたら永久にできないだろう。

スマホ決済への参入が急激に進んできたといってもまだ20%だ。国は2025年に40%にすることを目標にしている。
こうした数字を見るとネット投票もなかなかと考えざるを得ないが、例え10%でも20%でも投票が行われれば画期的だ。
セキリュティ面での研究も大切だが、選挙の都度、個人パスワードを変えることなどで対応できる。期日前は24時間、対応すれば投票率の相当なアップに繋がる。

これまで通りの投票、送迎、ネット投票ーこの三本でやって欲しい。

もりもと なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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