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日本を覆う病理か⁈異常に増える虐待…週に1人の子が死んでいる

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年間50〜60人が殺される

日本全体に異常な病理が蔓延しているかのようだ。自分の子を虐待する親が激しい右肩上がりで増え続けている。

亡くなった子は10年で588人、年間、50〜60人というから、1週間に1人の割合で殺されていることになる。やはり異常だろう。このほか重体となったり、後遺症の残った子もかなりの数に上る。

また日本小児科学会の調査では実際は無理心中も含めると、年間350人くらいは親に殺されているという調査もあるから、恐ろしい。

千葉県柏児童相談所

 

虐待の数は毎年、激しい右肩上がり

先日もニュースになったが、児童虐待の疑いがあるとして全国の警察が昨年1年間に児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子どもの数は何と8万104人となり、前年より1万4673人(22.4%)も増加。過去最多を大きく更新した。

また児童虐待の通告数は年々増え続けており、10年前の約13倍に上っているから、驚きだ。まさに右肩上がりとなっている。
一方、虐待にかかる相談は27年連続で増え、一昨年末13万件を突破した。

早く警察との連携図れ

政府は今回の千葉県野田市、栗原勇一郎(41)が長女心愛さん(10)を虐待して殺害した事件を受け、1ヶ月以内に全国で虐待に遭っている子どもがいないか緊急点検を都道府県に指示した。
相当な数だし期限はわずか1ヶ月。どの児相も要注意の案件は抱えているはずだ。休日を返上しても徹底してやって欲しい。

そしていつも言われるのは警察との密な情報共有だ。実際、これだけ言われてきても、全国的にはほとんど進んでいないのが実情。
何がネックになっているのか検証し、都道府県の知事部局のリーダーシップのもと、早く進めるべき。

警察と一緒なら野田市教委のように、父親を恐れて児童のSOSのメモなど渡してしまうことはなかっただろう。
さらに児相職員は若い女性職員が増えている。現場へ赴く場合、警察官が同行したら、それだけでも良い効果があるはずだ。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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