定数厳格化で有名私大、軒並み難化か
少子化と大学過多で三分の1以上の大学が定員割れの中、有名私立大学が難関化しているとか。
文部科学省が一昨年、定数の厳格化を全国の私立大学に通達したため。定数オーバーによっては、国からの補助金も大幅に減額されるからだ。
例えば早稲田大学なども昨年、今年と、合格者が大きく減ったため本来、合格した受験生が不合格。さらに偏差値的に下へ下へとしわ寄せがいき、早慶や上智はむろんMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政…の略称)や学習院などが、かなり難しくなっているとか。
早稲田も一般受験合格者、大幅減
例えば早稲田大学を2015年春と2018年春を比較すると非常に分かり易い。
両年の一般受験合格者数は政経学部が929人から723人▽法学部が963人から755人▽社会科学部が1205人から802人▽文化構想学部が1543人から1002人〜などと、合格者は軒並み大幅に減っている。
最も分かりやすいのは文化構想学部。合格者が1543→1474→1179→1002と年々、減少しており「これが定員抑制策だ」と示す例としては最適だ。
反面、同学部の志願者数は増えているので,2015年と2018年の比較では"志願者は25%増えて合格者は33%減(3分の2になった)"と、受験生にとっては恐ろしい事態になっている。
合格者数の減少は他の文系学部でも顕著。社会科学部で33%減,政治経済学部,法学部でそれぞれ22%減。
こうした現象は他の有名大学でも軒並み起こっているとか。
難化著しい青山学院大学
あらゆる作戦で志望校突破を
しかし悔やんでも仕方ない。これまでの私立大学のやり方があまりに大雑把だった面もある訳で、厳格化は必然。指定校推薦、自己推薦、AO入試など一般受験以外の方法もある。
第1志望は譲らない強い意志で難関入試を乗り切って欲しい。
もりもと なおき