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最低賃金のアップが経済発展のカギ。個人GDP28位は確実に上がる

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最低賃金の引き上げでGDPは跳ね上がる

朝のワイドショーで元ゴールドマンサックスアナリストで政府の観光局特別顧問を務めるデービット・アトキンソン氏の"どうしたら日本の総生産を高めることができるか"との話を聞き、目からウロコだった。

 

最低賃金をグーンと引き上げれば、日本の一人当たりGDPは跳ね上がり、消費も拡大。生産性は格段にたかくなり、間違いなく豊かな国になると。
極めて簡潔な理論。イギリスはそれで再建されたというが、国はなぜ実践しないのか??

アトキンソン氏はイギリス出身。オックスフォード大学で日本学を学び来日。ゴールドマンサックスでアナリストなどを歴任した。バブル崩壊後の日本の金融機関が抱える巨額の不良債権ついて問題提起し、有名になった。

ひとり当たりのGDPが28位なのに、国のGDPはなぜ世界3位?単なる人口との掛け算の結果

日本の国民一人当たりのGDPは28位と低いが、国のGDPは世界3位なのは、人口が多いから掛け算で3位になるだけ。その国の豊かさは一人当たりのGDPが大切だと指摘。
この順位をみても日本は個人の所得が低過ぎる。これを上げなければならないと。

また輸出額も国全体なら世界第4位だが、一人当たりだとなんと44位という低さだという。

日本経済の最大の問題は所得が低いこと。それを解決するのは全国平均で時給848円の最低賃金を上げることだという。

これはトップのオーストラリア1540円の半分くらい、世界では11位となっている。

最賃上げてイギリス経済は復活

成功した例としてイギリスを挙げたが、この20年で520円から1130円にしたことで失業率は4%と過去最低に。さらにGDPは1.8倍にもなっている。斜陽国イギリスの経済はこうして復活した。

低い最低賃金。急増する非正規雇用。大企業の内部留保は史上最高額を更新する。大企業にとったら最低賃金は低い方が良いということか。
国家の繁栄なく企業の繁栄はない。政府も経済界も今こそドラスティックな改革を。
世界でGDP28位では、とても経済大国じゃないだろう。

もりもと なおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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