何かおかしくないか、河井夫妻から現金授受した広島県議13人
ちょうどこの時期、都道府県議会の9月定例会が開かれている。広島県議会(定数64人)もだが、なんと公選法違反で公判中の衆院議員河井克行、参院議員案里夫妻から現金買収されたとされる13人は1人も辞職せずに9月定例会に臨んでいる。
もちろん、1人も事件として立件はされてないものの、それぞれ現金授受は認めており、順に法廷での証言は続いている。
何かおかしくないか。事件化されなかったのはあくまで検察の深謀遠慮であり、有権者からみたらこんなふざけた話はない。
検察は彼らに現金を渡したとして河井夫妻を起訴し、有罪に向け裁判が行われているのだ。
議員続けるなら辞職し、県民の審判受けるのがスジ
広島県議会としてはやはり13人に辞職勧告をするのがスジだし、できないのであれば解散し、もう一度県民の審判を受けるべきだろう。
カネをもらった13人…"こんな人たち"に県民としては税金の使途を判断されたり、県政の在り方を議論されるのは片腹痛いのではないだろうか。
昨年7月の参院選広島選挙区に立候補した案里被告を当選させる目的で、夫妻が広島県の首長や議員に現金を渡したとする買収事件。
100人もが被買収の対象だが、うち広島県議は13人が30万円から最高200万円を受け取ったとされる。
授受については全員が認め、現在、証人として東京地裁に出廷を求められている。
カネを貰った県議たちは県民のために働けないのでは
広島県議会の9月定例会は18日に開会。10月6日までの日程となっている。18日の開会日には3月以来、半年ぶりに姿を見せた該当議員も。
この日も1人は東京地裁へ出廷。200万円を受け取っていた元議長は病欠だった。
しかしすでに裁判に呼ばれた者、あるいはこれから出廷を控えている議員など、当分は議会での立派な発言は到底、無理だろう。
有権者としてもこうした議員に今期、議員を続けてもらいたいだろうか。
もりもとなおき