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無理解政府に対し、疲弊する医療従事者たちの怒りの叛乱が心配だ

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このコロナ禍、今の医療現場の悲惨で過酷な状況を放置すれば、ドクターや看護師さんたちの叛乱が起こっても全く不思議ではない。医療の現場から、離職者が相次ぐことが心配だ。政府は大企業や観光・旅行業社への心配もいいが、医療従事者への思いはあるのか。

医療の現場は崩壊が迫っている

なぜ政府は医療の逼迫した現場を見ないのだ

医療従事者の思いを知るとは、過酷な医療の現場を知ることだ。
しかしながら今の政府はどこまでわかっているのか、国民として極めて疑問に感じている。

日本医師会の会長、東京都医師会の会長、各テレビに出演する多くのドクター、ウイルス研究者。政府のコロナ対策に極めて厳しい人、政府寄りの人。
いろんな人がいるが、ここ数日、全ての医師たちが都市部では医療崩壊寸前、あるいはすでにその域に達してしまったことを悲痛な顔で訴えている。

しかしながら肝心の厚生労働大臣からは全く危機に対応する具体的な方針が示されないし、官房長官の加藤氏などは、あいも変わらぬ中身のないのらりくらりとした会見ばかりだ。

西村コロナ担当大臣のみが有識者会議尾身茂さんと連携し、少しは危機を感じているようだが、どうも彼の発言には政権中枢からクレームがつくと、報道番組が伝えていた。

菅首相、就任以来会見なくコロナに何を思う

そして驚くべきは就任からすでに2ヶ月半が経つが、菅首相がまともな記者会見を一度もしていないことだ。

コロナ第3波のなか、やはり国民に向けてのコロナ対策と危機管理示すべきだ。
伝わってくるのはGo Toトラベル、イートに関し、総理自らが中止や抑制をする気がないという、コロナ対策へのネガティブな話しばかりなのだ。

そして今の第3波の感染拡大に、Go Toが影響していることは否定できないと中川日本医師会長までが指摘している中、来年のGWまで延長を決めたというから呆れるしかない。

就任以来、まともに記者会見もしていない

感染者数、重症者数を見れば医療の逼迫は分かるはずだ

連日報道される感染者数と重症者、さらに死者数の増加を見るだけで、医療崩壊寸前なのは国民でも分かる。
そして感染者でも都市部では病院にも入れず、自宅待機者が膨れ上がっている。

自宅待機中に症状が悪化し、治療を受けないまま死亡するケースも出ていることを考えれば、医療崩壊といっても過言でない。
また、救命のための最後の手段、エクモは80代、90代には使用できない状況だと、NHKのニュースウォッチ9でも伝えていた。

Go Toに執着し『コロナ対策全力でやる』と言われても

政治ができることは、感染者を減らす施策と病院と医療従事者への予算の充分な配分だ。
経済、経済では感染者は減らない、収束しないし、結果、経済をも崩壊させる。

官邸を訪れた中川医師会長に対し菅首相は『全力で取り組む』と言ったというが、いまだにGo Toに執着している首相の全力のコロナ対策とは、いったい何なんだろう。

もりもとなおき

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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